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コニー・ニールセン「ルッシラのような女性は世界中にいる」――演じることで讃える、過酷な運命に抗う女性の姿

映画.com / 2024年11月24日 8時0分

――ルッシラの姿を見て勇気づけられる人もたくさんいるのではないでしょうか。

ニールセン:前作が公開されたあと、世界中の人に「ルッシラとしてあの台詞を言ってくれてありがとう。彼女が私に勇気を与えてくれました」と声をかけられたんです。だから今回、ふたたび演じるにあたっても生半可な覚悟ではいけないと思い、心を込めて全身全霊で役に挑みました。彼女の苦悩は多くの人々の苦悩であると理解していたから。それでも運命に抗う彼女のことを、演じることで讃えたいと思ったんです。

――前作と比較してパワーアップしたと感じる点はありますか?

ニールセン:「パワーアップ」という表現はとても良いですね。リドリーが撮影しているのは、その瞬間に目の前で起きていることに対する私たちの反応なんです。彼は撮影しているかしていないかに関係なく、その巨大なセットにいるすべての俳優にそのシーンを演じさせる。だから私たちが劇中で観ているものも、それに対する反応もすべて本物です。その後、彼は撮影した映像にいろんな技術を用いてさらに真実味を宿していきます。たとえば冒頭の海での戦闘シーンで俳優たちは水浸しになりながら演じましたが、実際には海で撮影してはいません。撮影後にデジタル処理がされ、実際に海で闘っているかのように映像をつくりあげていったんです。

 「ミッション・トゥ・マーズ」(2000年)の撮影で、何もない空間で6mの高さに吊り下げられたことがあります。宇宙空間にいるという設定なので動くことも許されないなか、私は「目の前で夫が死にゆくのを見届ける」という状況を想像だけで演じるという経験をしました。でもリドリー・スコットの映画ではそんなことは決して起こりません。なぜなら彼の撮影現場では実際にそのできごとが起きているから。そういった撮影現場におけるリアリティや、映像面で確実にパワーアップしていると思います。

――最後に、これから本作を観る観客に一言頂けますか?

ニールセン:シートベルトをご準備ください。そしてなにより楽しんで!

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