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松重豊、これまで参加した撮影現場で最も幸せな気持ちになった食事は?【「劇映画 孤独のグルメ」インタビュー】

映画.com / 2025年1月8日 18時0分

■努力の対価でしか成功はない

 映画も食事も、手を抜かず丁寧に作れば相手(観る人、食べる人)に思いは伝わるものではないだろうか。この「丁寧」という言葉を受けて、自戒の念として思い浮かべる出来事があるか、松重に投げかけてみた。

 「丁寧、ではないけれど、怠惰という言葉に置き換えてみたとき、僕らにとっても、どういうジャンルの方にとっても、仕事を誰かに提供するうえでは支障になる言葉だと思う。ものを作る、映画を作る、スープを作る、全て同じことで、怠惰ではなく努力を積み重ねることがいかに大事か。ここまで生きて来て、周囲を見ていても努力の対価でしか成功はない。

 監督が頑張った成果、あの脚本家の執念が実った、この役者の生き様が成果として表れているよね…ということを、61年間生きて見てきたから、若い頃よりも怠惰ということの罪深さは認識しています。若い頃はいくらでもなまけたり、自分の丁寧さをごまかしてやっつけ仕事をしたこともあると思うけれど、そういうことをすると必ずしっぺ返しがあるし、成功なんてしないと脳裏に刻み付けられている。今回の映画もそうですが、怠惰な瞬間が1秒でもなかったというふうにしないと、絶対に成功しないと思っているんです」

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