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【上質映画館 諸国漫遊記】ローソン・ユナイテッドシネマ札幌/IMAXレーザー 大きいことはいいことだ。圧倒的な迫力が満喫できる

映画.com / 2025年1月9日 9時0分

 「一条館」地上からエスカレーターで1フロアー上がった2階が劇場入口だ。エントランスは、天井がそれほど高くはなく、やや老舗映画館という雰囲気が漂う。そもそも1993年に完成した「アイマックスシアター」が基本となって改築を繰り返してきただけあって、建物自体にはやや古めかしさが漂う。しかしながら、チケット販売機や待機スペース(椅子あり)など、実際の観客が利用する設備は最新かつ充実しているし、内装も美しく趣味の良さが感じられる。カーペットなど館内の清掃もしっかり行き届いていて、ゴミひとつない。カウンターで会員証を発行してもらったが、スタッフの方の対応が非常に丁寧で気持ちが良い。トイレも綺麗だし、コンセッション(売店)スペースも広い。スタッフさんの応対も含めて、とても快適だった。

 IMAXレーザーがあるスクリーン11は、2階からエスカレーターで2フロアー上がった4階から入場するスタイル。スクリーンの最後方の中央に出入口を構えた、ちょっと珍しい作りである。4階フロアーには、SCREEN Xを含む5スクリーンが配置されていた。IMAXシアターは2階にも入口があったが、取材日にそこは閉鎖されていた。

▼IMAXの超大画面で「エイリアン ロムルス」鑑賞

 チケットを入口の係員(非常に感じのよさそうな人でした)に確認してもらい、IMAXレーザースクリーンに入る。まず巨大なスクリーンが目に飛び込んでくる。池袋やエキスポシティ、成田以外のIMAXシアターでは感じたことのない、巨大さにちょっとたじろく。「そうそう、IMAXって、とにかく巨大なスクリーンが醍醐味だったんだよな」と心の中でつぶやく。座席配置が後方に向かってかなりの傾斜がつけられているが、それも、かつてのIMAX体験を思い起こさせる。スクリーンサイズは非公開だが、前述のように目測で幅は20m以上はありそう。それに比して劇場の奥行きが短く、座席が横長に多く配置されている点も特徴的で、昔ながらの「IMAXシアター」感がそこにも漂う。

 映画は「エイリアン ロムルス」を観た。本作は、IMAX以外ではスコープ(2.35:1)という横長の画面アスペクト(縦横比)で上映されているようだったが、実はIMAX上映用にスコープサイズの上下を拡張(1.90:1)した状態のバージョンでも作られており、IMAX上映にもフィットさせた作品でもある。実際に、全編が画面が上下に拡張した状態で上映されているので、その意味でもIMAX鑑賞の意義が感じられる。

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