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「トワイライト・ウォリアーズ」谷垣健治流アクションの組み立て方 目指したのは「速いけれど“わかる”もの」【アジア映画コラム】

映画.com / 2025年1月24日 9時0分

 よくできたアクションというよりは、観客が見終わった後「すごい映画を見た」とパワーを感じてくれたらいいなと思っていました。最近は、本当にこういったアクション映画が少なくなりましたよね。昔はジャッキー・チェンやブルース・リーの映画を見て“自分も主人公になったような気分”になっていました。本作は最終的にそのような映画になっていて、非常に良かったと思っています。

――最近のアクション映画は編集で繋ぐ作品が多い印象です。でも、香港映画は“全てのアクションを撮る”のが伝統ですし、今回はその魅力をこれでもかと体感できました。

 僕がアクションに求めていることは、スピードは速いけども、何をやっているのかはわかるということ。何をやっているのかわからないなら、単に刺激的な場面なら簡単に作れるじゃないですか? そうではなくて、速いけどもわかるようにしたいと思っています。

――「リンボ」は、どちらかというと温度が低い映画だと思います。一方「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」は非常に熱い映画でした。香港だけではなく、中国大陸でもメガヒットし、カンヌ国際映画祭でも上映されました。香港映画界は、最近大きく変わっていて、若手監督たちはアクション映画より、香港の“いま”に注目し、社会的なテーマなど、ローカル性の強い作品を生み出しています。従来通りの香港アクション映画は、やはり市場規模などを考えて、中国大陸との合作がほとんどでした。いまの香港映画界、香港アクション映画はどのように思われていますか?

 若い作家たちが出てきたのは、非常に面白いと思っています。ただ難しいのは自分の身の回りのことを撮ることには長けてるんだけれども、アクションを撮れる監督がどんどん少なくなっています。もっともっとエンタメ性の強い映画が増えてほしいと思っています。

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