実写「【推しの子】」プロデューサー&宣伝プロデューサーが明かす収獲と課題
映画.com / 2025年1月30日 18時0分
井元「スミス監督と松本花奈監督という、MVも手がけてきた方々と一緒に作ると、絶対に面白くなるだろうなという仮説のもとにチームを集めていったんです。Amazonさんの配信ドラマと劇場公開する映画を連動する展開で、というのはコンペ段階から僕の中では固まっていました。それを北川亜矢子さんとしっかり脚本に落とし込みました。きちんとモノ作りに向き合えた手応えはあります」
――あまり表立って公にしていませんが、井元さんはドラマシリーズでは監督も務められていますよね。その点ではどうですか?
井元「これまでは、プロデューサーとして脚本作りが主の仕事でした。ついつい脚本に書き過ぎちゃうというか、ト書きに指定を加え過ぎていたんです。いつも監督に脚本というラブレターを渡す側だったわけですが、指定し過ぎてがんじがらめの脚本を渡しちゃっていたんだなと気づかされました。
今回、自分が監督として現場で脚本を開いて段取りをしてみたとき、『このト書き邪魔だな』『このト書きが役者の芝居の邪魔をしてしまっている』『美術部の考えを狭めてしまっている』と感じたタイミングがありました。この点は今後の脚本づくりに生かせるなと。このことを東映東京撮影所の木次谷良助所長に話したら、木村大作さんも現場でト書きを削っていたのを見たという話を聞かせてくれました」
――宣伝の側面からはいかがですか?
寺嶋「今回は井元が同期ということもあり、だいぶ早くから現場に入り製作サイドの思いを肌で感じ、プロデューサーと一緒に話しながらやれたことは大きかったです。今まではプロデューサーや監督が先にいるので、その思いを尊重していましたが、今回は同じ目線に立って一緒にやれました。宣伝と製作が一体になってやれたというのは大きな収穫です。
また、映画の枠を超えて如何にプロジェクトとして売っていくのかという経験はありませんでした。映画宣伝をしていくうえで、SNSをどう使っていくかは各社の宣伝マンが悩んでいると思いますが、その中で登録者数や再生回数という面でいえば自分たちが設定していた目標値ははるかに超えることができました。ただ反省点としては、もう少し興行に繋げたかった。まだ興行が終わっていませんし、どこに原因があったのかお話しできるタイミングではありませんが、きちんと分析して次に繋げられるようにしなければなりません」
――SNSの目標値というのは、どの辺に設定していたのですか?
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