深夜0時に渋谷スクランブル交差点をジャックした男「Mr.F」とは

Entame Plex / 2015年8月4日 15時0分

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深夜0時に渋谷スクランブル交差点をジャックした男「Mr.F」とは

世界有数の繁華街・渋谷。その象徴とも言えるスクランブル交差点は、多くの坂がなだれ込むすり鉢のような形になっている。そこには人の感情や電波、様々な「たまり」が生まれ、ふとした瞬間に奇妙な空間に迷い込むこともある。



8月4日(火)、午前0時にそれは起きた。突如、駅前の4つの巨大スクリーンはジャックされ、見たことのない男の姿がすべての画面に写り込む。その映像はまるで何か映画の予告かと思う程のスケール。4面に流れる同じ映像にしばらく目を奪われた。黒いハットにスカーフを身にまとう謎の男は、悪意のあるハッカーを退治するために存在するらしい。




スクリーン内では、この男「Mr.F」の仕掛けたセキュリティによって地団駄を踏むハッカーの様子が見て取れる。映像は約1時間続いた。



どうやら調べてみると、この「物語」は、株式会社FFRIが個人・SOHO向けに開発したセキュリティソフト「FFRI プロアクティブ セキュリティ」の全国向けテレビCM・長尺バージョンのようだ。公式サイトで確認したところ、既存のセキュリティ対策では検知・防御が困難な、未知の脅威に対抗すべく開発されたこの製品を、謎の男「Mr.F」の活躍と重ねて描いたという。また、メイキング映像も公開されている。



この作品のクリエイティブ・ディレクターには、「コピーライターの神様」と称される仲畑貴志を迎え、映像面では海外映画の予告編風の世界観を出すため、フランス在住のデュオのディレクター・シド&ランコブ氏、カメラマンにフランスの撮影監督・アブラモヴィッチ氏をスタッフィングし、フランスで全篇ロケを行ったとのことだ。

深夜の渋谷、いつもの「平和」に突如踏み込んできた謎の男は、「あなたは今、本当に安全な場所に立っていますか?」と、訴えかけているかに見える。それは広大なネット社会の危険性を理解せず、やみくもにサイトへアクセスする私たちへの警告なのかもしれない。

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