51日間に渡って開催される国際芸術祭「フェスティバル/トーキョー17」、今年は中国を特集
FASHION HEADLINE / 2017年6月12日 10時0分
今年で10回目を迎える国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー17」が、9月30日から11月19日までの51日間に渡って開催される。参加アーティストなど第1弾のラインアップが発表された。
舞台作品の魅力を多角的に紹介し、舞台芸術の新たな可能性を追求する国内最大級となる同芸術祭。国内外のアーティストによって、このフェスティバルでしか出会えない国際共同製作プログラムを始め、町なかで舞台芸術を鑑賞できる作品や、若手アーティストと協働する事業、市民参加型のイベントなど、多彩なプロジェクトが展開される。
10回目となる今回は、「アジアシリーズ」にて日中国交正常化45周年を迎える中国を特集。政治、経済だけでなく、国際的なアートシーンで存在感を増している中国若手の「ミレニアル世代」から現代の舞台芸術の姿を探っていく。
同フェスティバル参加アーティスト、カンパニーのラインアップ発表第1弾では、タイの振付家でダンサーのピチェ・クランチェン、劇団「ままごと」主宰の柴幸男、松田正隆が代表を務める「マレビトの会」などが公開された。
ピチェ・クランチェンは、日本人アーティストと共に池袋の街を彩る参加型・野外プログラムにて、東京での滞在リサーチを経て生きた“トーキョー”の姿を浮かび上がらせる。柴幸男は、東京芸術劇場のシアターイースト・シアターウエストを舞台に、台北パフォーミングアーツセンターとの協働製作にて「距離」をテーマに同時刻にバージョンの異なる作品内でその距離について表現する。
その他、劇作家である松田正隆が代表を務める「マレビトの会」は福島県を取材した経験をもとにした劇曲上演を、既存の演劇の枠を超える複数のアーティストによって創造される「まちなかパフォーマンスシリーズ」、これからの演劇を問う場をつくりだす「実験と対話の劇場ー新しい人/出来事の演劇ー」、文化政策や芸術・演劇に関心をもつ学生が4日間を共に学び、交流する合宿ワークショップ「F/Tキャンパス」などが発表された。
なお、プログラム詳細や追加アーティストは7月18日に発表が予定されている。
【イベント情報】
「フェスティバル/トーキョー17」
会場:東京芸術劇場、あうるすぽっと、PARADISE AIRほか
住所:東京都豊島区西池袋1-8-1ほか
会期:9月30日~11月19日
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