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京都のエルメス祇園店、最終章はレザーにフォーカス。歴史400年の老舗唐紙屋とコラボレーションも

FASHION HEADLINE / 2017年6月23日 18時56分

エルメス祇園店の最終章「LEATHER SPIRIT」

2016年11月3日、京都の祇園・花見小路通りの町家を改装しオープンしたエルメス祇園店(京都市東山区祇園町南側570番地8)がいよいよ最終章を迎える。

最後のイベントとして6月23日からスタートした「LEATHER SPIRIT」では、エルメスの原点であるレザーのアイテムにフォーカス。バッグや財布、手帳カバー、カードケース、コインケース、キーチャームなど一つひとつ色や表情の異なるレザーアイテムがバリエーション豊富にラインアップした。

この度もがらりと新装した店内には、入り口から中央にかけて大きなレザーのモニュメントが設置された。モニュメントの素材に使用されているのは、カーフレザー。均等にカットし並べ、形作った赤や黄、ブルーといった色からなる躍動感あるグラデーションが店内を彩る。

そして今回、京都を舞台とした最終章に相応しい特別なコラボレーションも実現。1624年京都に創業した日本で唯一残る唐紙屋「唐長」と、エルメスの創作理念が共鳴し生まれた、エルメスの手帳「ヴィジョン」用レフィルの祇園スペシャルエディション2種が発売された。一つは、絹織物「縮緬」にみたてた「縮緬縞」、もう一つは吉祥であるとされるも文様の一つでもある波頭を連ねたような「青海波」。いずれも唐長で受け継がれる文様が用いられている。国内限定で価格は各7,400円、6月23日から祇園店とオンラインブティックの先行販売となる。


左から)「青海波」、「縮緬縞」各7,400円
店内2階は展示スペースに。エルメスの年間テーマ“オブジェに宿るもの”にちなんで、エルメスの社史を書籍『エルメスの道』で語る漫画家の竹宮恵子、2016年春夏と2016-17年秋冬の広告キャンペーンを担当した写真家の上田義彦など、エルメスと所縁のある5名の人物が日々愛用しているエルメスのオブジェ(品)をエピソードと共に展示している。バッグや鞍やコインケースといった拝借物に備え付けてあるヘッドフォンを耳に当てれば、その持ち主との出会いや、共に過ごしてきたエピソードをオブジェ自らが語り出すという、趣向を凝らした仕掛けを楽しめる。さらに週末土日(7月1日、2日を除く)及び祝日には、レザー職人の手しごとを間近で見られるデモンストレーションも行われる。


エルメスと所縁のある一般女性の愛用品である手帳
エルメス祇園店では、昨年11月のオープニングイベントとして行われたエルメスのカレ(スカーフ)を後染めする「HERMESMATIC」に始まり、続くホリデーシーズンには“おとぎの森”が現れ、ハート型のオレンジボックスに梱包されるハートプリントのカレが登場した「WINTER TIME」、店内にスケートボードがずらりと並びスケートパークへ様変わりした「GOOD MOVE!」、ビーチが出現した「SUMMER TIME」など、様々なイベントを用意しエルメスのものづくりの精神や世界観を表現してきた。終わりを迎える「LEATHER SPIRIT」では、エルメスの原点であるレザーを通じて、長く愛用することで人が物に抱くシンパシーと、その物に宿る魂に触れ、改めてエルメスの本質を知らされる最高の機会だろう。

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