荒木経惟の集大成的作品集『写狂老人A』、新宿で開催中の展覧会公式図録【NADiffオススメBOOK】
FASHION HEADLINE / 2017年7月13日 21時0分
木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、『荒木経惟 写狂老人A』。東京・新宿の支店、ギャラリー5(新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー3階)によるご紹介です。
■『荒木経惟 写狂老人A』
1960年代から日本を代表する写真家として第一線で活躍をし続けてきた荒木経惟。77歳を迎えてもなお尽きることのない写真へのエネルギーから生まれた、1,000点を超える新作を公開する大展覧会が東京オペラシティアートギャラリーで開催されている。本書はその展覧会公式図録である。
なお、タイトルにもある「写狂老人A」という号は、葛飾北斎の「画狂老人卍」になぞらえて自ら名乗ったもので、両者の生涯を賭して創作に向き合う姿勢が自然と重なり合う。
図録は展覧会のボリュームに負けず劣らず、スクラップブックにまとめられた貴重な初期作品「八百屋のおじさん」を含む500点以上もの作品が収録された、充実の内容となっている。77歳という年齢を迎えて、長年のテーマでもある「生と死」はどのように作品に写し出されているのか、ぜひ展覧会と合わせてご覧頂きたい。写真を通して「死」の境地を見つめた一人の写真家の集大成となる図録である。
【書籍情報】
『荒木経惟 写狂老人A』
出版社:河出書房新社
言語:日本語、英語
ソフトカバー/272ページ/246×182mm
発刊:2017年7月
価格:2,900円
【展覧情報】
「荒木経惟 写狂老人A」
会期:7月8日~9月3日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー [3階ギャラリー1、2]
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
時間:11:00~19:00(金曜、土曜は11:00~20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休廊日:月曜日、8月6日
料金:一般1,200円(1,000円)、大学・高校生800円(600円)、中学生以下無料
※()は15名以上の団体料金
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