1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「LOUIS VUITTON &」開催。創業160余年を誇るルイ・ヴィトンのクリエイティブな交流やアーティスティックなコラボレーションを振り返る

FASHION HEADLINE / 2021年3月25日 16時0分

メゾンが考案したアイコニックなトランクやラゲージと並んで、2つのメインカテゴリーからなる初期のアーティスティック・コラボレーションをご紹介します。1つ目は、アールデコ時代の著名なフランス人デザイナー ピエール=エミール・ルグランといったグラフィックアーティストとのコラボレーションによるビジュアルマーチャンダイジング。そして2つ目は、香水瓶や化粧用品をデザインしたシュザンヌ・オザノーとカミーユ・クレス=ブロティエ、アレックス・イスラエルといったマルチな分野で活躍する現代アーティストや、歌舞伎俳優の十一代目市川海老蔵とのコラボレーション作品などです。

この部屋では、ルイ・ヴィトンの「オブジェ・ノマド コレクション」からの厳選された逸品もご覧いただけます。マルセル・ワンダース スタジオがデザインしたラウンジチェアが1898年に製作された「ベッド・トランク」との競演を果たし、nendoによる「サーフェス・ランプ」と吉岡徳仁の「ブロッサム・スツール」が一際個性的な異彩を放ちます。


シルクを彩るアート
1980年代の終わり、ルイ・ヴィトンはソル・ルウィット、ジェイムズ・ローゼンクイスト、ガエ・アウレンティ、アンドレ・プットマンといった異才に声を掛け、テキスタイルシリーズのコラボレーションをスタート。メゾンがアーティストたちに提案した素材はテキスタイル──主にカレ・ド・ソワ(シルクスカーフ)──であり、各アーティストは息を呑むほど傑出した個性的なデザインを生み出しました。これらに続き、20年以上の時を経て2世代にわたる国際色豊かなストリート系アーティスト ブラジルのオズ・ジェメオス、チュニジア系フランス人のエル・シード、アメリカのケニー・シャーフ、フランスのアンドレ・サライヴァ、英国人アーティストのベン・アイン、ニューヨークを拠点とするAiko、そして日本の村上隆による新たなクリエーションが加わりました。新旧のコラボレーションで構成されたこのシリーズの醍醐味は、最高級のシルクの滑らかで簡潔な美しさと、参加アーティストたちの大胆なスピリットと現代的なタッチの出逢いです。

さらに、日本のメタボリスト建築家 磯崎新とフランスのビジュアルアーティスト ジャン=ピエール・レノーによる銀杏の葉をグラフィカルに再解釈したユニークなスカーフもお楽しみいただけます。


アイコンの再解釈
「モノグラム」誕生から100年目に当たる1996年、そして2014年に、ルイ・ヴィトンはアイコニックなこのキャンバスを讃えるために、世界でも有数のデザイナーや類稀なクリエイティブな人物に声を掛け、メゾンのクラシカルなバッグを再解釈した新たなデザインを依頼しました。その結果として誕生したクリエーションの中には、カール・ラガーフェルドによる「パンチングバッグ」、シンディ・シャーマンがデザインした「スタジオトランク」、ヘルムート・ラングが手掛けた「DJトランク」、そして川久保玲が斬新な形で再解釈したアイコニックなトートバッグが含まれます。これらのコラボレーションのクリエーションは、並外れた発想力に恵まれたアーティストたちの才能がルイ・ヴィトンが誇るサヴォアフェール(匠の技)と出逢う時、どれほど目覚ましいものが生まれるかを改めて証明しています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください