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「健康保険証を捨てちゃいました!」マイナンバーカードの健康保険証利用開始で「まさかの誤解」

ファイナンシャルフィールド / 2022年6月28日 11時0分

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ポイント還元を受けられるマイナポイント第2弾をきっかけに、マイナンバーカードの健康保険証登録を済ませたという人も多いのではないでしょうか。ただ、マイナンバーカードの保険証利用は、まだ発足して間もない事業でもあるため、サービスの内容を誤解している人も多いようです。   そこで今回は、マイナンバーカードの保険証利用にまつわる誤解を解きほぐし、カードを保険証として正しく利用していくための使い方を紹介します。

マイナンバーカードの健康保険証利用にまつわる誤解


マイナンバーカードは、身分証明書や各種行政手続きにも利用できる便利なカードです。利用登録すれば健康保険証としても使うことができ、専用のサイトから特定検診や薬の情報を閲覧できるなど、従来の健康保険証より便利なサービスを受けることもできます。ただ、健康保険証としてのマイナンバーカードは、まだ従来の健康保険証と全く同じように使えるわけではありません。
 
というのも、医療機関によってはマイナンバーカードの保険証利用にまだ対応していないことがあるのです。医療機関や薬局でマイナンバーカードを使うには、専用のカードリーダーでICチップを読み取る必要があります。その設備の導入が未整備のところがあり、そのような医療機関や薬局を受診する場合は、従来の健康保険証の提示が必要です。
 
ですから、マイナンバーカードを保険証登録したからといって、従来の健康保険証が不要になるわけではありません。マイナンバーカードが使えない医療機関で、健康保険証を持参せずに受診することになりますと、医療費を全額負担しなければならないケースもあります。そのため、マイナンバーカードを保険証登録した後も、従来の健康保険証は捨てずに持ち歩くようにしましょう。
 

整備が進めばもっと便利に使えるようになる


政府の方針では、令和5年3月末までには、ほぼ全ての医療機関などでマイナンバーカードが使えるようになるようです。ただし、これはあくまで目標にすぎないため、それ以降も医療機関によっては依然としてカードを使えないことも考えられます。ですから、令和5年3月以降も、引き続き従来の健康保険証は捨てずに持っておいたほうが安心でしょう。
 
このように、まだサービスとして至らない点も多いマイナンバーカードではありますが、健康保険証として利用すればメリットもたくさんあります。例えば、医療機関の受付はマイナンバーカードをカードリーダーに読み込むだけで済ませられますし、限度額を超える医療費の一時支払いも窓口で支払う必要はなくなります。
 
また、従来の健康保険証では、転職や転居によって保険の管轄が変わりますが、マイナンバーカードであれば生活が変わっても依然と同じように利用可能です。医療機関や薬局などでのシステム整備が進めば、マイナンバーカードを健康保険証としてさらに利用しやすくなりますので、今のうちから利用登録しておくメリットは大きいといえるでしょう。
 

慣れれば便利!マイナンバーカードを健康保険証として登録しよう

マイナンバーカードの健康保険証利用はまだまだ発展途上のサービスです。少なくとも政府が目標に掲げる令和5年3月末まで、マイナンバーカードと一緒に従来の健康保険証もなるべく携行しておいたほうが安心です。
 
ただ、使い慣れればさまざまな恩恵がありますので、マイナポイント第2弾のキャンペーンに合わせて、なるべく早くマイナンバーカードを取得して健康保険証として利用登録すると良いでしょう。
 

出典

厚生労働省 マイナンバーカードの健康保険証利用について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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