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お墓の費用は平均「158万円」!? 購入費や管理費はどのくらいかかる?人気のお墓についても解説!

ファイナンシャルフィールド / 2022年7月25日 11時10分

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お墓を建てるにあたって、どのくらいの費用がかかるのかご存じでしょうか? 墓石代や土地の利用料、諸経費などを含めてお墓を建てるにはさまざまな費用が発生します。   身内が亡くなった場合、葬儀費用は200万円近くかかるとの試算があり、それと別にお墓の費用がどれくらいかかるのかを把握しておくことは、もしものときに備えて資金をどれだけ用意すればよいかを考える上で大切です。   本記事では、鎌倉新書が実施している「お墓の消費者全国実態調査(2022)」(以下、実態調査)の内容から、お墓の購入費や管理費について検証します。

お墓の購入費用

メットライフ生命の試算によると、葬儀の費用は一般的に約196万円(葬儀一式、寺院への費用、通夜からの飲食接待費の合計)かかるとされています。それでは、これと別にお墓に関する費用はどれだけかかるのでしょうか?
 
実態調査の結果によりますと、一般的なお墓にかかる費用は、約158万円となっており、2020年から3年連続で下落しています。
 
お墓の購入費用は「一般的なお墓」、「樹木葬」、「納骨堂」の3パターンで相場が異なります。それぞれの相場を紹介しましょう。
 
樹木葬にかかる一般的な費用は、約69万円となっています。墓石の代わりに「樹木」を墓標とし、プレート状の墓石を使用することもあります。一般的なお墓と比べると墓石量が少ないため「墓石代」を抑えることで費用が安くなっています。
 
骨壺に入れた遺骨を安置する納骨堂にかかる費用は、約79万円で、樹木葬と同じように費用は一般的なお墓と比べると安くなっています。
 

お墓の主流は「樹木葬」に

「一般的なお墓」、「樹木葬」、「納骨堂」のうち、2018年の実態調査までは一般的なお墓が主流となっていましたが、2020年からは樹木葬が主流となりました。
 
一般的なお墓は、一度購入すれば、自分自身や子ども、孫世代まで活用できるという利点があります。しかし、核家族化や少子化の進行によって、新規購入する割合が減っています。
 
樹木葬は、跡継ぎがいなくても寺院や霊園が管理するため、核家族化の進行によって、注目を集めています。室内に骨壺を安置する納骨堂は、お墓参りする際に天候に左右されないという点が魅力です。
 

お墓の年間管理費用

お墓には購入後、年間管理費がかかる場合があります。
 
一般的なお墓にかかる年間管理費用は、平均で約8000円です。管理費用は運営母体によって異なり、一般的に自治体が運営する公営霊園や民間霊園、寺院墓地の順番で高額になる傾向があります。
 
樹木葬にかかる年間管理費は約6000円となっており、一般的なお墓や納骨堂と比べると安価です。
 
納骨堂にかかる年間管理費用は約1万2000円で、一般的なお墓や樹木葬と比べ高額になっています。納骨施設の修繕やメンテナンスにかかるコストが一因と考えられます。
 

お墓の購入需要の変化

核家族化や少子化の影響で、子どもや孫の世代まで活用できるお墓よりも、一代のみ、または自分だけのために活用するお墓のニーズが高まっています。
 
ここでご紹介したお墓の購入費用とお墓の年間管理費用は図表1の通りです。
 
図表1 お墓にかかる費用


株式会社鎌倉新書 第13回お墓の消費者全国実態調査 (2022年) より筆者作成
 
お墓を購入する際は、自分自身や家族にとって納得ができるものを選びたいところです。本記事で紹介したポイントをしっかり理解したうえで、慎重に検討してみてください。
 

出典

株式会社鎌倉新書 第13回お墓の消費者全国実態調査 (2022年)
メットライフ生命保険株式会社 お葬式に必要な費用は?
一般社団法人全国優良石材店の会 第34回(2021)全国統一全優石お墓購入者アンケート調査結果発表
 
執筆者:古田靖昭
二級ファイナンシャルプランニング技能士
 

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