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お風呂の「追い焚き」は一回いくら?「足し湯」と比べてどっちの方が節約につながる?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月22日 9時40分

お風呂の「追い焚き」は一回いくら?「足し湯」と比べてどっちの方が節約につながる?

お風呂の追いだきや足し湯は、快適なお湯の温度を保つために使用される機能です。追いだきは、一度ためたお湯を捨てずに、冷めた状態から沸かし直す方法をいいます。足し湯はその名の通り、少量のお湯を追加して足す機能で、いずれもお湯の温度を保つ方法だといえます。   では、お風呂の節約を考えたとき、「追いだき」と「足し湯」では、どちらがお得なのでしょうか。以下では、追いだきと足し湯を比較して、詳しく解説します。

追いだきと足し湯の1回あたりの費用は?

1回あたりの費用について、追いだきと足し湯のどちらが高いかは、以下の要素によって異なります。
 
・給湯器の種類:ガス給湯器や電気給湯器など、利用する給湯器の種類によって、エネルギー効率やコストが異なります。ガス給湯器のほうが、一般的に経済的である場合が多いのですが、具体的な設備や地域によっても異なることが一般的です。
 
・お湯の使用量:追いだきや足し湯に使用するお湯の量が異なると、それに伴うコストも変わります。追いだきには、循環がま直結方式と給湯方式の2種類があり、給湯方式の場合は、高温のお湯をプラスして湯船を温めます。湯船全体に追加でお湯を入れるため、給湯方式の追いだきの場合は、比較的大量のお湯が必要です。一方、足し湯は、少量のお湯を使用するため、消費量は少なくなります。
 

1回あたりの費用に劇的な差はない

1回あたりの費用は、使用する給湯器などによっても変わりますが、実際は追いだきでも足し湯でも、ガス代に関しては、それほど劇的な費用差はないようです。
 
そのため、追いだきと足し湯の費用を分けるポイントは、ガス代よりも水道代だといえます。給湯方式ではなく、循環がま直結方式の場合、浴槽にかまが直接取り付けられているため、点火することによって、冷めたお湯を温めることができます。
 
つまり、給湯方式や足し湯のように、熱いお湯を再び加えるわけではありませんので、このタイプの追いだきならば、水道代の面で、足し湯よりもお得だということです。
 
特にお湯の温度が冷めやすい冬場は、湯船の設定温度を保つために必要なガス量も増加します。足し湯の場合、その分だけ大量のお湯を加えるため、水道代の負担はより大きくなってしまうことが予想されます。
 

自宅の給湯器を確認すること

お風呂の追いだきは、自宅に設置している給湯器によって、機能が大きく異なります。特に給湯方式の場合、実際には熱いお湯を加えて温度を調節していますので、「追いだき」と表示している機能でも、厳密にいえば「追いだき」ではありません。
 
そのため、水道代の面で安いからと、追いだきを使っているつもりでも、実際にはお湯を加えて、湯船の温度調節をしている場合があることには注意が必要です。
 
また、給湯器の性能によっては、追いだきよりも足し湯のほうが、費用面でお得になることもあります。ですから、追いだきと足し湯の価格差を確かめたい場合は、まず自宅の給湯器の種類や性能を、しっかり把握しておくことが大切だといえるでしょう。
 

自宅の給湯器を確認して適切な使い方をしよう!

お湯を加えない方式の「追いだき」は、基本的にガス代しかかかりません。そのため、ガス代と水道代の両方が発生する「足し湯」よりも、費用面でお得になるといえます。
 
ただし、「追いだき」は、給湯器の種類によって機能が異なりますし、給湯器そのものの性能の違いなどによっても、追いだきと足し湯の費用差は変わってきます。
 
まずは、自宅の給湯器の種類と性能を確認して、自分の家庭に合った使い方を模索することが重要でしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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