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冷房代を節約しよう! 涼しく夏を過ごすための方法おすすめ4選

ファイナンシャルフィールド / 2018年8月4日 1時0分

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梅雨も明けて、いよいよ夏本番です!   冷房の効いた部屋で一日過ごすのは、電気代もかかるし、身体にもあまりよくありません。だからと言って、暑いままでいると熱中症のリスクも!   そこで、熱中症対策にもなり、涼しく過ごすためのコツを4つお教えします。これで暑い夏を乗り切りましょう!  

1日の冷房代はいくらになる?

消費電力780Wのエアコン(※1)を18時間(6時~24時)稼働したとします。
1kWh単価 を27.0円(※2)とすると、単純に計算して
0.78kW×27.0円×18時間=379.08円
約380円となりました。
実際は、稼働時が一番消費電力がかかり、その後温度が安定すると消費電力は少なくて済むので、この金額よりは少なくなりそうですが、部屋の方角や、外気との差、エアコンの年代など、様々な要因で消費電力は変わってくるので、正確な電気料を出すのは難しいところです。
仮に一日あたり300円ちょっとだとしても、1か月では1万円近くになります。

※1 ダイキンの2017年モデル(8畳~12畳)の消費電力を元にしました。
※2 全国家庭電気製品公正取引協議会で定めている単価です。
 

冷房代節約よりももっと大事なこと

冷房代を節約しようとエアコンをつけずに部屋にいて、熱中症になるケースがあります。特に高齢者は温度を感じる感覚が鈍くなるため、熱中症にかかるリスクが高くなります。
節約のために、具合が悪くなってしまっては元も子もありません。
また、エアコンは稼働して適切な温度になるまでが一番電力を消費するので、スイッチを切ったり入れたり頻繁にしていると却って電力を消費します。そのため、一日中つけっぱなしにしておく方が電気代の節約になるとする説もあります。
節約のためにつけっぱなしにするということですから、身体のことは二の次です。この場合、一日中冷房にあたっていることで身体に不調をきたす“冷房病”が問題になってきます。
冷房に頼らないのも、頼り過ぎても、身体にはよくないということをまずは考える必要があります。
 

涼しく夏を過ごすためには

昔は冷房がなかったため、様々な工夫をして涼をとりました。そして、その方法は今でも有効です。昔ながらの知恵をヒントに、「衣」「食」「住」の観点から考えてみました。
 

その1 クールビズで夏を涼しく「衣」

ここでクイズです。
電車で、たくさん着込んで暑そうにしている人と、クールビスで涼し気な恰好をしている人のどちらに並んだ方が涼しいでしょうか?
正解はたくさん着込んでいる人の隣です。
クールビズで涼しくしている人は熱を外に放射しているので、周囲は暑くなります。一方、着込んでいる人は自分は暑いけれど、熱を放射していないので、周囲は暑くならないというわけです。

※平成30年度「熱中症対策シンポジウム」の講演より
それだけ、衣服というのは重要です。
屋外では風通しのいい服を着て、熱を溜め込まないようにし、冷房が効いている室内では、一枚羽織るなどして、冷房が直接身体に当たらないよう、衣服の調節を心掛けましょう。
涼しい衣服としておすすめなのは「リネン」です。
リネンの原料である麻は通気性に優れ、汗ばんでも肌に密着せず、水分の吸収と発散が早いので、夏の衣服としては最適です。
 

その2 夏野菜で身体を冷やす「食」

夏野菜(キュウリ、なす、トマトなど)は身体を冷やし、冬野菜(人参、大根、ごぼうなど)は身体を温める効果があるとされています。
まさに、旬のものを食べることが身体にいいとされるのはこういうことなのですね。
食べ物を食べることで身体に栄養素が摂り込まれ、栄養素はエネルギーに変換されます。このエネルギーの一部は熱エネルギーとなって、体熱を生み出します。食事を摂ると身体が熱くなったように感じられるのはこのためです。
一方で、夏野菜が体温を下げる理由は、夏野菜には水分とカリウムが多く含まれており、カリウムは利尿作用があるため、尿と一緒に身体の熱も放出し、体温を下げるというわけです。
 

その3 辛いものを食べて汗をかく「食」

汗をかくことは、身体にこもった熱を発散させ、体温を調節する役割があります。水分補給を充分にして、しっかり汗をかくことは、身体の機能を正常に保つためにも大事なことです。
そこで、汗をかく効果のある“辛い食べ物”が一役買います。
辛い食べ物を食べると汗をかくのは、生理現象です。汗をかくことで、体温を下げてくれるのです。
暑い地域では、よく辛い料理が供されるのには、こういった理由もあるのですね。

※その2、3につきましては、管理栄養士の小川昭子さんに監修をいただきました。
 

その4 すだれ、よしずで直射日光を避ける「住」

「すだれ」や「よしず」は日本の夏の風物詩とも言えるほど、古来から使われてきました。
直射日光を避けるだけでなく、風を通すので、熱がこもりません。また、目隠しや、虫よけとしても使えます。
効果的な使い方としては、水で濡らすことによって、室温を2度ほど下げる効果があります。
日本家屋以外では合わないと思われるかもしれませんが、今は「洋風たてす」と呼ばれるインテリアとしてもお洒落なよしずがあります。
また、「すだれはちょっと…」という人でも素材や色など様々な「洋風すだれ」や「ブラインド」でも同様の効果があるので、マンション住まいの人はこれらを検討してみてはいかがでしょうか。
 

冷房は適度に

冷房が効いた部屋にずっといると、頭痛がする人がいます。いわゆる「冷房病」の症状の一つです。これは冷気に長時間あたることで身体の芯が冷え、血液の循環が悪くなることで引き起こされます。
また、外気との温度差が激しいと自律神経が乱れ頭痛を誘因することもあります。
冷房を使い過ぎることは電気代がかかるだけでなく、身体にも負担となるので、“適度”を心掛けましょう。
今回あげた4つの方法は伝統的な当たり前とも言える方法ですが、しっかりとした理由があることがわかります。これらを取り入れて、冷房に頼り切らずに涼しい夏を過ごしてみてはいかがでしょうか。
TEXT:FPwoman 貯金美人になれるお金の習慣
石倉 博子(いしくら ひろこ)
FPwoman Money Writer’s Bank 所属ライター

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