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海外出国前に免税店でお得にお買い物! 沖縄では日本在住でも免税になるって本当?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月18日 8時0分

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免税店とは、海外からの旅行者を対象とした店のことです。購入した商品の各種税が免除されるというメリットがあります。通常、日本在住者は日本国内にある免税店の恩恵を受けることはできません。   しかし、沖縄県の免税店の場合、日本在住者が、一部の税金が免税の対象となるのです。そこで、本記事では免税店の概要と沖縄独自の「沖縄型特定免税店制度」を解説していきます。

免税店とは?

免税店で商品を購入すると税金が安くなります。ただし、利用するには条件があるため、押さえておきましょう。まず、一口に免税店といっても、「Tax Free Shop(市中免税店)」と「Duty Free shop(空港免税店)」に分類されます。「Tax Free Shop」とは、海外からの旅行者など日本に住んでいない人を対象にした免税店で、街中にあります。
 
外国人旅行者などがプライベートで使うために「Tax Free Shop」にて商品を購入すると「消費税」が免除されます。ただし、日本に住んでいる日本人が「Tax Free Shop」で買い物をしても消費税が免除されるというメリットはありません。あくまでも日本に住んでいない旅行者を対象としたものなのです。
 
一方、「Duty Free shop」で商品を購入すると「たばこ税」「酒税」「消費税」「関税」が免除されます。「Duty Free shop」は空港の出国ゲートを出た先にあります。国内から海外に出国する際に利用することが可能です。
 
空港の出国ゲート先は、日本でも海外でもない、と見なされるため、「たばこ税」「酒税」「消費税」「関税」がかかりません。「Duty Free shop」をお得に利用するには、海外からの輸入の際に高い税金をかけられるブランド品をはじめ、お酒、タバコなどを買うとお得になるでしょう。
 

沖縄型特定免税店制度とは?

実は、沖縄県では、日本に住んでいる人でも関税が免除されるという「沖縄型特定免税店制度」が設けられています。これは沖縄県独自の免税店のルールです。「沖縄型特定免税店制度」は平成10年4月に沖縄県経済の発展を目的として、沖縄振興開発特別措置法(現在、沖縄振興特別措置法)等の改正によって導入されました。
 
対象となるのは、沖縄県から沖縄県以外の本邦の地域に出る旅行者です。免税店で香水・バッグなどのいわゆるブランド物などを購入すると関税が免税されます。ただし、無制限に関税免除が適用されるわけではありません。商品の購入限度額は1人つき20万円です。
 
また、「酒税」「たばこ税」「消費税」は免税されません。これらを販売する免税店は、内閣総理大臣が指定した「空港内の旅客ターミナル施設」「港湾内の旅客施設及び市中の特定販売施設」にあります。
 

沖縄では日本在住でも免税の対象に!お得に買い物をしよう

通常、免除の恩恵を受ける場合は、海外の免税店を利用しなくてはなりません。ただし、沖縄県は例外です。日本在住者でも沖縄県から沖縄県以外の本邦の地域に出る旅行者は関税免除という恩恵を受けることができるのです。沖縄の免税店でお得にお買い物をしてみてはいかがでしょうか。
 

出典

国土交通省 観光庁 免税店とは

沖縄県 沖縄型特定免税店制度について

沖縄地区税関 沖縄型特定免税店制度

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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