「ミネラルウォーター」はコスパ悪い? 水道水と比べると「250倍」の金額差に!? メリットについても解説
ファイナンシャルフィールド / 2023年7月20日 2時10分
飲み水用としてミネラルウォーターを購入していると、「コスパが悪い」と周りから言われることもあるかもしれません。水道水でもじゅうぶんなのではと考える人もいることでしょう。 本記事では、ミネラルウォーターと水道水のコスパ面を解説します。また、両者のメリットやデメリットについても紹介するので、どちらにしたらよいか迷っている人は参考にしてみましょう。
1日に必要な水分摂取量はどのくらい?
私たちは、水なしでは生きられません。水を補給しないと、脱水症状や熱中症などを引き起こしてしまいます。また、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めることにもなります。体内の水分の20%が失われると、死に至ることもあるのです。健康な生活を送るためにも、こまめな水分摂取が欠かせません。
それでは、人間は1日にどのくらいの水分を取ったらよいのでしょうか。「健康のため水を飲もう」推進委員会の資料では、1日に必要な水分摂取量を2.5Lとしています。このうち、食事で補給できる水分は1.0L、体内でつくられる水分は0.3Lです。つまり、1日に必要な飲み水は1.2Lということになります。
本記事では、この数値をもとにして、ミネラルウォーターと水道水のコスパ面を比較します。
ミネラルウォーターと水道水のコスパを比較
ミネラルウォーターの価格は、容量、種類、取扱店舗などによって異なります。大手コンビニエンスストアで取り扱いしているミネラルウォーターの価格は、2L入りで100円(税込み108円)でした。1Lあたりに換算すると50円です。
また、水道水の料金も地域によって差があります。厚生労働省の資料「いま知りたい水道-日本の水道を考える-」によると、水道料金の全国平均額は、1Lあたり約0.2円でした。
この金額をもとにして計算すると、1日に必要な飲料水の金額は、ミネラルウォーターが60円(50円×1.2L)、水道水が0.24円(0.2円×1.2L)となります。ミネラルウォーターの金額は、水道水の250倍です。水道水のほうが圧倒的にコスパに優れています。
ミネラルウォーターと水道水のメリット・デメリット
コスパ面で見る限りは水道水のほうが優れていますが、ミネラルウォーターにもメリットがいくつかあります。
ミネラルウォーターには、ボトルドウォーター、ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーターなどの種類があり、採水地域によって味や硬さが異なります。自分好みの水を自由に選べるのがミネラルウォーターのよいところです。カルシウムやマグネシウムなどを摂取できることもメリットです。
そのほかに、店頭で気軽に購入できる、日持ちがするので災害の備えになる、残留塩素がないといったメリットもあります。
一方、水道水は、自分で好みの味や硬さを選べません。お住まいの地域の水道水が口に合わない場合には、飲料水としては使えないかもしれません。また、水道水は水道法によって塩素での消毒が義務付けられているため、人によってはカルキ臭が気になることもあるでしょう。
ただし、日本の水道水には厳しい安全基準が定められています。品質管理を徹底しているため、どこに住んでも安心して口にできます。安価で安全性に優れているのが水道水のメリットです。
コスパがよいのは水道水
1日に必要な水分摂取量は、2.5Lです。そのうちの1.2Lを飲み水で補給しなくてはなりません。コスパよく水分補給をしたいのであれば、水道水の方が費用を安く抑えられます。ミネラルウォーターで1.2Lの水分を補給する場合には、60円程度の費用がかかります。
ただし、水道水は自分で味や硬さを選べないのがデメリットです。水の味にこだわりがあるという人は、ミネラルウォーターを選んでみるのもよいかもしれません。
出典
「健康のため水を飲もう」推進委員会 「健康のため水を飲もう」推進運動
厚生労働省 いま知りたい水道 -日本の水道を考える-
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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