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所得制限なしで「年6万円」を都内の18歳以下に支給!? 「018サポート」について解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月20日 2時20分

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都内に在住する18歳以下の子どもに対し、1人当たり月額5000円、年額で6万円が東京都から都民に支給される「018サポート」が大きな注目を集めています。都内で暮らす子育て世帯にとっては、とてもうれしいニュースだといえるでしょう。そこで今回は、「018サポート」が始まった背景や概要、対象者、支給時期などについて詳しく解説します。

この制度の背景は?

こうした制度が始まる背景にあるのは、少子高齢化です。都外からの転入者が多く人口減少が起きていない東京都でも、2025年をピークに人口が減少していくと予想されています。そうした事態への対策として、都内に在住している若い世代の結婚・出産・子育てに関する経済的なハードルを下げることが必要だというわけです。
 
また、東京都が率先して少子化対策に取り組む姿勢を見せることが、日本全体における少子化対策の促進につながるという期待も寄せられています。
 

どのような人が対象者?

この制度の対象者となるのは、0歳から18歳まで(平成17年4月2日以降生まれ)で、原則東京都内に住んでいる子どもです。令和5年度中に生まれた場合や、令和5年度中に都内に転入、あるいは都外に転出した場合は、都内在住期間に応じて支給されます。
 
住所確認は毎月1日の時点で行われます。そのため、仮に令和5年7月中に生まれたり都内に転入してきたりした場合には、8月以降の支給を受けられるというわけです。その逆に、令和5年7月中に都外へ転出した場合には、8月以降の支給を受けられません。
 

支給額と支給時期は?

この制度における支給金額は、対象者一律で月額5000円です。子ども手当のような所得制限は設けられていないため、親の年収が多い人も少ない人も等しく対象者となります。令和5年度分の支給は令和6年1月に一括で行われます。例えば、令和5年の4月から都内に在住していれば、令和6年1月に令和5年度の12ヶ月分である6万円が支給されます。
 
令和5年6月に都内に転入してきた人の場合、令和6年1月に受けられる支給額は9ヶ月分にあたる4万5000円です。同じく令和5年6月に都外へ転出した人は、令和6年1月に3ヶ月分の1万5000円が振り込まれます。ちなみに、月額5000円という額の根拠は、地方の教育費と東京都の教育費の差額がおおよそ5000円程度であるためだといわれています。
 
なお、申請の受付は令和5年9月から行われる予定です。令和5年7月現在では、まだ具体的な申請方法などは発表されていません。しかし、東京都福祉局は「018サポート給付金コールセンター」を設置しているので、この制度について何か分からないことがあるという人は問い合わせてみるとよいでしょう。
 

都内在住の子育て世帯は忘れずに申請しよう!

毎月にかかる生活費に比べると、月額5000円は決して多い額だとはいえないかもしれません。しかし、子育ては何かとお金がかかるものです。5000円だけでも受け取れるのと受け取れないのとでは大きな違いがあります。生活に余裕があるという人は、子どもの将来のために残してあげることができるでしょう。18歳未満の子どもを育てている人は、忘れずに申請しましょう。
 

出典

東京都福祉局 018サポート

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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