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引っ越しを予定しています。賃貸の火災保険は大家の指定でなく、自分で探すことはできますか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年10月15日 7時0分

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賃貸住宅に住む際、火災保険の加入は非常に重要です。賃貸の借り主には法律的に火災保険の加入義務はありませんが、不測の事態に備えるためにもしっかり考慮すべき重要なステップです。一般的には、大家から指定された火災保険に加入することが多いですが、賃貸でも自分で火災保険の種類を選ぶことは可能です。   では、自分で選ぶ場合、どういった点に注意すればよいのでしょうか。本記事では、賃貸の火災保険加入時の注意点を解説します。

火災保険は自分で選ぶと大きなメリットがある

賃貸住宅に住む場合、大家や不動産会社から指定の火災保険を提示され、いわれるがままに加入手続きを行っている人も多いのではないでしょうか。確かに、その方法なら個人でわざわざ火災保険を探す手間が省け、手続き的にも大家側の指示通りに動けばよいので楽かもしれません。しかし、火災保険は自分で探すほうが保険料や保障内容の面でお得になるケースがあります。
 
大家から提示される火災保険は、基本的にパッケージ型の保険と呼ばれるものです。こうしたパッケージ型保険は、自身の都合に合わせて保障内容を調整することができません。一方、自分で火災保険を探せば、特定のニーズに合わせて保険をカスタマイズすることができます。例えば、家に貴重品を多く保管する場合は、高価な家具、コンピューターなどの特定の資産を保障する内容を契約に盛り込むことなども可能です。
 
また、自分で火災保険を選ぶ場合、複数の火災保険のなかから自分に合った保険商品を選ぶことができます。保険料の安い火災保険を選ぶという選択もできるので、保険料の節約という点でも自分で選んだほうがお得になります。
 

指定以外の火災保険を選べないことも?

火災保険は、賃貸住宅の入居者自身に法律上の加入義務はありません。しかし、実際に賃貸物件に入居する場合、賃貸契約の特約事項に火災保険の加入に関する条文を記載するのが一般的です。つまり、一般的な賃貸契約は入居者による火災保険の加入を前提として成り立っているということです。賃貸住宅の契約時に大家から火災保険に加入するように勧められる理由もここにあります。
 
ただし、入居者自身が火災保険に加入するのであれば、大家指定の火災保険に加入しなければいけない義務はありません。そのため、加入することを前提として、火災保険は自分で選びたいと伝えれば、基本的には大家側も指定の火災保険に入るように無理強いすることはないでしょう。ただ、入居する賃貸住宅によっては、指定の火災保険以外は選択できない場合もあります。
 
例えば、マンション一棟で火災保険を一括管理しているような賃貸住宅の場合です。このケースでは、管理会社や大家が入居者全員の火災保険を統一的に管理しているので、指定の火災保険の加入を前提として賃貸契約が成立しています。そのため、指定の火災保険への加入を拒否すると、そもそも入居審査に落とされてしまうケースもあるので注意が必要です。
 
火災保険を自分で選びたい場合は、前もって不動産会社などに火災保険に関する情報を確認しておくなど、事前の対策が必要です。
 

火災保険は自分で選ぶとお得に! 部屋探しの段階から火災保険について考えておこう

賃貸住宅では、自分の財産を守るためにも火災保険の加入が必須となります。大家指定の火災保険に加入する義務はないので、補償内容や保険料にこだわりたいなら、自分で火災保険を選んで加入することもひとつの方法でしょう。
 
ただ、賃貸住宅によっては、指定以外の火災保険を選べないケースもあります。賃貸契約において火災保険は意外と見落としがちなので、物件を選ぶ段階から火災保険に関しても頭に入れながら部屋探しをするとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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