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社会人1年目、手取り19万円で「実家暮らし」です。家にはお金を入れるべきですか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年10月21日 3時0分

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実家暮らしは、一人暮らしと比べて家賃や生活費がほとんどかからないため、経済的余裕が生まれやすいです。実家で暮らしながら働いている方のなかには、家にお金を入れる必要があるものの、どのくらいお金を渡せばよいか迷っている方もいるかもしれません。   そこで今回は、実家暮らしの方における経済事情をご紹介します。

実家暮らしの社会人が実家に入れている平均額

保険マンモス株式会社の「実家暮らしの方へのアンケート」によると、実家にお金を入れている人は約7割いることが分かりました。実家に入れているお金の平均は4万257円であり、全体では1000~28万円と人によって金額に大きな差が見られます。
 
社会人1年目の20代で見てみると、実家に入れている平均額は3万3623円であり、5000円~15万円と金額には幅があるようです。
 

実際にいくら実家に入れるのが妥当なのか

実家に入れているお金の平均額は約4万円とのことでしたが、実際のところいくらが妥当なのかを考えてみましょう。
 
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2022年度」によると、単身世帯(勤労者世帯)の消費支出は、1ヶ月当たり18万128円とのことです。
 
この消費支出のなかには、食事や衣服にかかる費用のほかにも、住居費や水道光熱費なども含まれます。実家暮らしであれば、住居費や水道光熱費に関しては自分での支払いはほとんどなく、さらに食費も一人暮らしより安く済むことが考えられます。
 
このことから、実家暮らしであれば、せめて食費・住居費・光熱費分は支払いたいところです。
 
家計調査の平均消費支出を参考にすると、住居で3万2918円、光熱・水道で1万1836円、食料で4170円でした。すべて合わせると4万8924円なので、実家暮らしの場合、毎月4万8000円程度を家に入れるといいのではないでしょうか。
 

実家にお金を入れることで必要な生活費のうちどのくらい援助できるのか

実家にお金を入れることで、両親が支払っている費用のうちどれくらいの援助につながるかを見てみましょう。先ほどの実家に入れている平均額の約4万円と、単身世帯の支出から考えた妥当金額の約4万8000円で計算してみます。
 
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2022年度」によると、二人以上の世帯における1ヶ月当たりの消費支出は29万3671円とのことです。
 
毎月4万円を実家へ入れた場合は約14%、4万8000円であれば約16%の援助になります。平均額を実家に入れるだけでも、全体の消費支出から15%ほどの費用を援助することになり、親の金銭的余裕につながるといえるでしょう。
 

家族で話し合って家に入れるお金を決めよう

実家暮らしの社会人では、家賃や光熱費などがかからない分、一人暮らしと比較して経済的余裕があるといえます。人によって実家に入れる金額には差が見られましたが、月に4万円ほどが平均のようです。
 
家庭によって毎月の支出は異なるため、家に入れるお金は家族で話し合って決めるのがよいでしょう。金銭面でのトラブルを起こさないためにも、お互いが納得して生活することが大切です。
 

出典

保険マンモス株式会社 実家暮らしは家に毎月いくらお金を入れてる?(PRTIMES)

総務省統計局 家計調査(家計収支編)2022年度 単身世帯 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 1 (実数、構成比、増減率、寄与度)単身世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯

総務省統計局 家計調査(家計収支編)2022年度 二人以上世帯 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 6-1 用途分類による年度平均 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者以外の世帯

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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