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職場がブラックでメンタルがボロボロです…。退職を考えていますが、金銭面で損をしないコツはありますか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年10月31日 9時40分

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長時間労働が常態化していたり、上司からのプレッシャーがあまりに厳しかったり、いわゆるブラックな職場で働いている人は、体や心がダメージを受けているのではないでしょうか。   「転職をしたい」「一度仕事を離れてゆっくりしたい」   このように思ったとき、立ちはだかるのは「お金」の問題です。転職活動を行う場合は、転職先がみつかるまでの間、生活費や面接を受ける際の交通費といった費用を要します。ゆっくり休む場合でも、生活費やレジャー費が必要です。   そこで、本記事では経済的な余裕が生まれるように、退職前後に金銭面で損をしないために確認したい制度を紹介します。ブラックな環境から抜け出すために、必要なお金の知識をつけましょう。

金銭面で損をしないために「退職前」に確認したいこと

はじめに、「退職前」に確認したい制度を紹介します。退職前には、以下の3つの制度を忘れずに確認しましょう。
 

●傷病手当金の申請
●有給休暇の完全消化
●ボーナスの適切な受け取り

 

傷病手当金の申請

傷病手当金は病気やけがで4日以上仕事を休んだ場合に、標準報酬月額のおよそ3分の2が休んだ日数分支給される制度です。心理的な要因も支給要件に該当するため、心身が弱り仕事ができない状態になりつつある場合は、医師に相談のうえ申請を検討しましょう。
 

有給休暇の完全消化

ブラックな環境で働いている人は、有給休暇があっても使えずに貯まっているケースもあるでしょう。有給休暇は、心身の疲労を回復しゆとりある生活を保障するために付与される休暇で、取得しても賃金が減額されない制度です。利用せずに退職すれば、残っていた期間の分だけ給料や時間を失うことになります。
 

ボーナスの適切な受け取り

ボーナスとは、通常の給与と異なり、決まった時期に給与とは異なる手当が支給されます。実は、就業規則に定められている日に在籍していない場合、ボーナスの支給対象外になる可能性があります。就業規則をよく確認して、ボーナスを受け取れるように退職日を定めましょう。
 
退職すると決めた場合でも、すぐに行動には移さずにこうした手続きや日付の確認が必要です。
 

金銭面で損をしないために「退職後」に確認したいこと

続いて、「退職後」に確認するべき制度を紹介します。退職後は、以下の2つの制度を意識する必要があります。
 

●失業手当
●求職者支援制度

 

失業手当

失業手当は、再就職を目指す人を対象に、離職前の賃金から算出した賃金日額の50~80%が支給される制度です。傷病手当を受けている場合など、すぐに働くことができない人も、受給期間の延長手続きを取ることもできるため、自分が失業手当の対象になるか必ず確認しましょう。
 

求職者支援制度

退職後に転職を検討する人は、転職活動中の生活を支援する求職者支援制度の利用も検討しましょう。求職者支援制度は、再就職や転職を目指す方が、月10万円の給付金を受給しながら無料の職業訓練を受講できる制度です。現在の職場や職種から異なる環境に飛び込みたい方は、リスキリングの流れに乗って学び直したうえで新しい職場を探しましょう。
 

まとめ

無事にブラックな労働環境の会社から脱出したあとも、お金に関する悩みは尽きません。こうした制度を利用して、退職前後に給付を受けられるお金を増やしましょう。手元の資金が十分にあることで、十分に時間をかけて納得いく企業への就職を果たせます。また、一時期休む場合も、預貯金に余裕があれば心から余暇を楽しむことができ、精神的にも安定します。
 
制度を十分に理解して、お金の心配を減らしながらブラックな環境から抜け出しましょう。
 

出典

厚生労働省 年次有給休暇とはどのような制度ですか。パートタイム労働者でも有給があると聞きましたが、本当ですか。

厚生労働省 離職されたみなさまへ

厚生労働省 求職者支援制度のご案内

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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