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ご飯を保温せず冷凍保存して電子レンジで温めて食べるようにしています。保温するより電気代を節約できていますよね?

ファイナンシャルフィールド / 2024年1月30日 23時10分

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主食として、毎日の食生活に欠かせないのがお米です。炊飯器は、ヒーターで長時間加熱するため、それほど電気代は安くありません。そのため、電気代を気にして保温機能はなるべく使わず電子レンジで温め直す人もいます。   しかし、本当に電気代の節約になっているのでしょうか。本記事では、炊飯器での保温と電子レンジでの温め直し、どちらがどのように電気代の節約になるのかについて解説します。

炊飯器は必要なタイミングだけ使おう

炊飯器の保温機能は、炊きたてのご飯を適温に保つ便利な機能です。しかし、炊飯器の温度を一定に保つためにはある程度の電力が必要となるため電気代がかかります。電子レンジでの温め直しは、保温よりも消費電力が少ないといわれているため、電気代を節約することが期待できます。
 
炊飯器で保温した場合と電子レンジで温め直した場合、どの程度の違いがあるのでしょうか。以下は、経済産業省が公表している「省エネポータルサイト」のシミュレーションです。
 

・炊飯器で保温した場合(3合炊いて1.5合食べる、残りを4時間保温、4時間後に食べる)
 ⇒消費エネルギーは約224Wh、電気代は約6.94円
 
・電子レンジで温め直す場合(3合炊いて1.5合食べる、1.5合電子レンジで加熱して食べる)
 ⇒消費エネルギーは約193Wh、電気代は約5.93円

 
節電の観点からは、炊飯器で保温する場合、保温時間は4時間以内が目安です。どのようなタイプの炊飯器でも、10時間以上保温すると1回の炊飯に必要な電気代よりも高くなります。
 
保温時間が長ければ長いほど、その分電気代がかかるうえに風味も落ちるため、保温の時間はできるだけ短くしましょう。また、食べる時間に炊き上がるように炊飯ボタンを押したり、タイマー予約を使ったりするなどの工夫も大切です。
 

保温機能と電子レンジの使い分けポイント

炊飯器での保温と電子レンジで加熱する場合の電気代の違いは、保温時間とご飯の量によっても変わります。例えば、1時間以内でご飯を食べきるなら「保温」を使い、それ以上時間がかかるのであれば、保温ではなく「電子レンジで温め直す」というように使い分けましょう。
 
一般的に、保温時間が1時間未満なら電気代は同じか安くなり、1時間以上なら電子レンジで温めたほうが安くなります。一度に食べきらない場合は、基本的にご飯を冷蔵庫や冷凍庫で保存し、食べるときに電子レンジで温め直すのが賢明です。
 
特に、炊飯後すぐに冷凍することで、炊きたての風味を損なわずに保存することができます。その際は、ご飯が冷めてから1食分ずつ小分けにしてラップに包みます。朝炊いたご飯をその日の夜になどすぐに食べるのであれば、冷蔵保存でも問題ありません。ご飯を多めに炊いて保存し、その都度電子レンジで温めれば電気代の節約になるだけでなく、おいしいご飯が食べられるでしょう。
 

節約のコツは、保温をできるだけ使わないこと

電気代を節約するためには、炊飯器の保温時間をできるだけ短くするのがポイントです。お米をまとめて炊いて冷凍保存し、食べたいときに電子レンジで温め直す方法であれば、電気代の節約はもちろん時短にもなります。1時間以内で食べきってしまう場合は、保温で問題ありません。炊飯器と電子レンジを上手に使い分け、効率的においしいご飯を食べましょう。
 

出典

経済産業省 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 キッチン
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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