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【パソコンの弊害】長期間のデスクワークが原因で「イボ痔」になってしまったのですが、労災はおりるでしょうか? クッションを買わなかった私が悪いのですが……。

ファイナンシャルフィールド / 2024年1月31日 2時30分

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デスクワークを長時間こなしていると、心身に不調をきたしてしまうことがあります。腱鞘(けんしょう)炎などなら申告しやすいですが、痔(じ)となるとなかなか難しく感じてしまう方もいるでしょう。   また、ひどくなると手術が必要になることもありますが、デスクワークが原因の場合、労災がおりるのか気になるところです。今回は労災がどのようなものなのか、痔(じ)は労災認定されるのか紹介します。

そもそも労災が認定されるのはどのような場合か

 

・労災とは

労災は正式には「労働者災害補償保険」という名称で、厚生労働省によると、「労働者の業務上の事由または通勤による労働者の傷病等に対して必要な保険給付を行い、あわせて被災労働者の社会復帰の促進等の事業を行う制度」のことです。
 
労災は雇用形態に関係なく適用されます。労災が認められるための要件として一般的には、業務遂行性と業務起因性が求められます。
 

・在宅勤務でも労災に認められやすいもの

労災には認められやすいものがあります。例えば、上司から指示をうけ、書類を自宅のシュレッダーにかけて指を切った場合などは、業務上の行為でけがが生じたため認められやすいです。
 

痔(じ)は労災認定を受けられるのか

 

・そもそもデスクワークで痔(じ)になる理由

デスクワークによっていぼ痔(じ)になってしまう方が多くいますが、それには理由があります。いぼ痔(じ)は、肛門の周りに広がる血管や静脈叢が何かの要因によって強く圧迫されることで、うっ血して引き起こされることが多くあります。
 
デスクワークをする際、多くの方が座った姿勢でおこないます。その姿勢でもっとも強く圧迫されるのはお尻です。長時間の座り仕事によって肛門周辺の圧迫が継続され、血流が停滞した結果、うっ血を起こします。それによって、いぼ痔(じ)が引き起こされることになるのです。
 

・痔(じ)で労災は認められるか

痔(じ)が労災に認められるには、業務によって発生した負傷等であると認められる必要があります。逆にいうと、デスクワークによっていぼ痔(じ)になってしまったことが認められれば、労災として認めてもらえるということです。
 
前述したように、長時間の座り仕事によって、いぼ痔(じ)が発生することが考えられます。労働基準監督署によって認められれば労災の認定が受けられます。
 

労災認定までの手順

労災を認めてもらうためにはまずは、病院で診察を受ける必要があります。この診察費はいったん自己負担となります。その次に所定の「保険給付請求書」を記入して病院に提出しましょう。
 
申請書はその後病院から都道府県労働局を経由し、労働基準監督署に提出されます。その後、審査をされて「労災認定」となったら診療費が給付されます。
 

デスクワークによる痔(じ)も認定される可能性がある

痔(じ)では労災が認められないのではないかと感じる方もいるかもしれません。
 
しかし、長時間のデスクワークが原因となって痔(じ)になってしまうことは十分考えられます。労災は業務上の事由によって発生した負傷等に認められるものなので、業務によって痔(じ)になってしまった場合、申請書を提出した労働基準監督署が認めれば労災となるでしょう。
 
これは痔(じ)に限ったことではありません。心身に不調がある場合、まずは一人で悩まず医療機関に相談するようにしてみましょう。
 

出典

厚生労働省 労災補償
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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