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来月から社会人になるので「毎月1000円」貯金します。65歳以降「年金」と「コツコツ貯金」だけで乗り切れますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月7日 1時0分

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確実にお金をためるには、毎月決まった額を貯金することが効果的です。一方で「貯金に回せるほど余裕がない」と、お悩みの方もいらっしゃるかもしれません。大きな額ではなくとも、毎月お金をためることに意味があります。   そこで今回は、社会人1年目(22歳)から毎月1000円貯金した場合に、65歳の時点でいくらお金がたまるのかを算出しました。さらに、その貯蓄に退職金を足して、毎月の年金で生活できるのかを解説します。

22歳から毎月1000円ためたら65歳でいくらになるのか?

では実際に、22~65歳まで毎月1000円貯金したら、いくらになるのかを計算してみましょう。
 
毎月1000円であれば、1年間で1万2000円ためられます。22歳から65歳までの43年間で、総額51万6000円になります。51万円と聞くと「ちょっと少ないかも?」と感じる方もいらっしゃるでしょう。実際に老後の生活にいくら必要なのかを、次で解説します。
 

65歳以上の生活にかかる平均支出

次は、65歳以降の生活にいくらかかるのかを見てみましょう。総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2022年(令和4年)」によると、65歳以上の無職世帯における平均支出額(月額)は、表1の通りです。
 
表1

消費支出 非消費支出 合計
夫婦のみの無職世帯 23万6696円 3万1812円 26万8508円
単身無職世帯 14万3139円 1万2356円 15万5495円

※総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2022年(令和4年)」を基に筆者作成
 
表1のデータを基に年間にかかる支出を計算すると、夫婦のみの無職世帯で322万2096円、単身無職世帯で186万5940円となります。
 

老後の生活を年金と貯蓄の約52万円で乗り越えられるのか?

定年退職後に働かない場合は、収入は年金のみになります。もし、現役時代にコツコツとためた51万6000円以外に貯蓄がなく、年金が毎月10万円支給されたと仮定した場合に、生活できるのでしょうか?
 
単身世帯の毎月の平均支出額は15万5495円であるため、毎月の平均不足額は5万5495円です。51万6000円の貯金を切り崩す場合は、9ヶ月目には貯金が尽きてしまうため、1年ももたないことになります。
 
そのため、定年退職後にも安心して生活するだけのお金を準備するためには、毎月1000円の貯金だけでは、不十分である可能性が高いでしょう。
 
不足分を補うには、退職金やそのほかの貯蓄を活用する必要があります。退職金は、会社の規定や勤続年数などにより、一人ひとり条件が異なるため、勤務する会社が決まったら、シミュレーションしておくとよいでしょう。
 

社会人1年目から毎月1000円貯金したら65歳で約52万円になる

社会人1年目から毎月1000円貯金した場合、65歳までにたまるお金は約52万円です。定年退職後は、退職金と合わせて老後資金として利用できます。
 
ただし、貯蓄が52万円だと、定年退職後に働かない場合は、頼れるのは毎月の年金と退職金だけになります。退職金額や年金によっては、生活資金としては心細いかもしれません。毎月の収支を把握して、老後に向けて計画的に貯金を進めることが大切です。
 

出典

総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)家計の概要 図1 65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)の家計収支-2022年-,図2 65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支-2022年-(18ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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