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【70歳以降も年収500万円以上稼げる?】「知的財産サーチャー」ってどんな職業?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月22日 4時30分

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「医師」「警察官」「教師」などは、どのような仕事をしているのかが想像しやすい職業といえます。しかし世の中には、名称を聞いても、仕事の内容がイメージしにくい職業があります。   「知的財産サーチャー」も、そうしたもののひとつかもしれません。そこで今回は、「知的財産サーチャー」の仕事内容や年収などを解説します。

知的財産サーチャー(特許調査員)とは?

知的財産(知財)とは、発明やデザインなどの人間が創作したアイデアが、財産的に価値があると認められたものです。
 
「知的財産サーチャー」は、新たな知財の特許を出願する際に、すでに同じような発明が登録されていないか(特許)を調査することが主な仕事です。そのため、特許調査員ともいわれています。
 
企業の知的財産に関係する部署や、特許調査会社などで正社員として勤務している人が過半数を占めるなか、自営業もしくはフリーランスとして働いている人も見られます。
 

知的財産サーチャーの平均年収

知的財産サーチャーの仕事内容が分かったところで、次は年収について見てみましょう。厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、平均年収は579万8000円とのことです。
 
国税庁長官官房企画課の「民間給与実態統計調査」では、給与所得者の平均給与が457万6000円ですので、平均値を上回っていることが分かります。また平均年齢は42歳ですが、70歳以上で働いている方も見られることから、シニアでも働ける仕事といえるでしょう。
 

知的財産サーチャーとして働くには?

一般企業の知的財産サーチャーになるために、必要な資格・学歴はありません。
 
ただし、特許庁からの調査業務を請け負う登録機関の調査業務実施者になる場合は、独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)が行う「調査業務実施者育成研修(法定研修)」を修了する必要があります。
 
企業では、知的財産サーチャーとしての新卒採用や中途採用は少なく、研究開発部門などの他部門での仕事を経験後に、知的財産サーチャーとなるケースが多いようです。
 
特に特許調査会社は、中途採用の傾向が強いため、ある程度は知的財産サーチャーとしての経験や実績を積む必要があるでしょう。知的財産サーチャーに必要なスキルや知識は、以下の通りです。


・調査スキル
・知財スキル
・技術・事業スキル
・コミュニケーションスキル

依頼者の目的に柔軟に対応して、必要な情報を適切に調査するスキルや知識が求められます。
 

知的財産サーチャーの年収は平均値よりも高い水準にある

知的財産サーチャーの年収は、全体の平均年収を上回る結果となりました。知的財産サーチャーになるためには、資格は必要なく、70歳以上でも働いている方がいることが分かりました。
 
ただしなかには、「調査業務実施者育成研修(法定研修)」を修了しなければならない場合もあります。企業の研究開発部門などから知的財産サーチャーに転職する方もいるとのことから、今までの仕事の経験や知識を生かせる方もいるかもしれません。
 

出典

厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag 知的財産サーチャー
国税庁長官官房企画課 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告- (第8表)平均給与 (15ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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