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貯め体質を目指して、どこにメスをいれればいい?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月24日 9時0分

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お金を貯めるには節約が必須ですが“言うは易く行うは難し”。「支出を削るのは無理かも」と思う方も、実は無駄遣いの巣窟を見逃していませんか? 精査できたら大きな節約になるかもしれません。

今年は投資も始めたいけど

「今年は貯金できる家計に改善したい。できればNISAを使って投資も始めたい」と目標を掲げた人もいるのではないでしょうか。「1月は出掛ける機会が多く、出費が増えたのでいきなりヤル気がうせた」とすでに諦めていては、今年も貯め体質に改善はかないません。
 
確かに食料品などの値上げはじわじわと続いています。コロナも落ち着き食事会などが増えると、交際費などの支出は右肩上がりです。日々の暮らしの中で節約を心がけることも大事ですが、本日は「天引き内容を精査することで資金を捻出する」をテーマに考えます。
 
貯め体質になる王道は“先取貯金”です。これは、「収入から支出を引いた残りを貯金にまわす」のではなく、「収入からまず貯金を引いて、その残りで生活する」という方式を指します。
 
「そんなの無理じゃないか?」と思うかもしれませんが、お金がなければない範囲で案外やり繰りできるものです。逆に「あったらあっただけ使ってしまう」という人もいるでしょう。これは“天引き”を味方につけた貯蓄のやり方です。
 

銀行口座から引き落とされている内容を知っていますか?

一方で“天引き”がマイナスに働く場合もあります。会社員の人は毎月給料から、税金・健康保険料・年金などが給与天引きされています。「先月の税金はいくら払ったか?」と質問されても、答えられる人は少ないでしょう。銀行に振り込まれた金額を、「使えるお金」として認識しています。すでに引かれている金額には関心が薄いという方も多いです。
 
ご自身の銀行口座の通帳を見てみましょう。光熱費、電話料金やスマホ代などの通信費、生命保険料が引き落とされているでしょう。
 
これらをクレジットカード払いにされている方は、その明細書を確認してください。自動引き落としされる料金は天引きと同様で、細かく精査していない人もいます。どの項目も、一度契約するとそのまま放置してしまう方が多くいらっしゃいます。
 
先日友人3人と話していると、メンバーの1人が「スマホ代が1ヶ月1万5000円掛かっている」というのです。残りの3人が「それはおかしい」「最近、機種変更したの?」「ショップに相談したほうが良いよ」とあれこれ言い出しました。
 
彼女はヘビーユーザーでもなく、ごく普通の使い方をしているようです。これまで「高いな」と思いつつ、料金の支払いに困っていないので、改善の行動していなかったとのこと。今回周りからの意見を聞き、見直しをすることになったそうです。
 
保険の見直しも「気になりながら行っていない」という相談者さまの話をよく聞きます。見直しの必要性はうすうす感じているのです。ただ面倒くさい、家計が切迫していない(払えている)から後回しになっているというケースもあります。誰しも、やりたくないことは後手後手になります。しかし、ここは着手してみましょう!
 
このような固定費は、一度見直すと効果は続きます。それで節約効果が得られたら、その資金は貯蓄に回しましょう。お財布に入れてしまうとダラダラと使ってしまうので、あくまでも別勘定に入れる仕組みを作ることが良策です。さらにNISA制度のつみたて投資枠を使って増やすことも可能です。この機会に、資産運用に踏み込んでみてはいかがでしょう。
 
執筆者:宮﨑真紀子
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

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