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登山初心者は「ケチすぎ」に要注意! お金をかけるべきアイテムと予算の目安とは

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月25日 8時40分

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登山は全身を活発に動かし景色も楽しめる、非常に楽しみがいのあるアクティビティーです。世界の著名人でも取り組む人が多く、人気のほどが伺えます。   しかし、日本においては山岳遭難者が増えている現状が報告されています。登山をする際にさまざまな用具が必要になりますが、物価高騰で給料がなかなか上がらない現代において、つい費用をケチりたいと思いがちです。しかし登山を安全かつ快適に楽しむためには、装備をしっかりと準備しておく必要があります。   本記事では、山登りにおける遭難の原因や、お金をかけるべきアイテムの費用について紹介します。

山岳遭難者

警察庁生活安全局生活安全企画課の「令和5年 夏期における山岳遭難の概況」によると、令和5年夏期(7~8月)の山岳遭難者は809人(前年対比+23人)で、うち死者・行方不明61人(前年対比+16人)となっています。これは、過去5年間の夏期の山岳遭難発生状況で令和2年度は減少したものの、令和3年以降増加傾向であるようです。
 
この809人のうち、登山を目的とした遭難者が最も多く629人、次いでハイキングが36人となっています。つまり山岳遭難者のうち、登山における遭難者が77.8%と多く占めることが分かります。登山による遭難について、以下が原因として挙げられます。
 

・道迷い
・滑落
・転倒
・疲労
・病気

 
これらのうち、道迷いや滑落、転倒は装備品を充実させることで対策することができます。近年、登山は流行の兆しを見せていますが「サンダル登山」に代表されるように装備品を十分に備えないまま臨む人がいます。費用をおさえたい気持ちは理解できますが、あまりに装備が不十分だと大事故につながり最悪の場合、死亡事故になりえます。
 

登山に必要な装備と費用

装備が不十分なときのリスクについて、お分かりいただけたと思います。続いては、登山に必要な装備とその費用についてみていきましょう。
 

登山に絶対必要な三種の神器と費用

・登山靴:1万~4万円
打撲や捻挫を防ぎます。疲れを軽減し疲労・転倒予防になります。
 
・ザック:5000~2万円
必要なアイテムを運ぶのに必要です。長時間背負っても疲労しにくい構造の物がそろっています。
 
・レインウエア:1万5000~4万円
山は天候が変わりやすく、自身の身体を守るために非常に重要です。

 
これら三種の神器での費用は、3万~10万円を見込んでおくとよいしょう。
 
そのほかに、以下の物も準備するとよいでしょう。
 

・ストック:1000~2万5000円
・地図:1000円程度、コンパス:200円~ ※GPS機能付きであれば10万円程度まで幅あり
・ボトムズ:5000~2万円
・帽子:2000~5000円
・手袋:1000~5000円
・ファーストエイドキット:500~2000円

 
これらの費用が1万~5万円、地図やコンパスが10万円程度であれば25万円程度かかることもおさえておきましょう。その場合、三種の神器と合わせて最低でも4万~35万円程度は装備にかかる準備費になります。ほかにも食料や登山用水筒、エマージェンシーシート、テント泊の場合はテントやシュラフなども必要になる場合があります。
 
当然、登る山の規模や季節などによっても費用は変わり、ほかの日常使いの物で代用できる装備もありますが、目安としてこの程度の金額がかかると認識しておくとよいでしょう。
 

まとめ

登山において、装備が不十分であることは大事故につながります。事故の原因や装備品の費用について紹介しましたので、参考にしてみてはいかがでしょう。
 

出典

警察庁生活安全局生活安全企画課 令和5年夏期における山岳遭難の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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