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子どもがもうすぐ小学生です。今後の学費を確保するため、学資保険を検討していますが、損しませんか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月30日 2時10分

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「子どもの将来の学費のために学資保険に入ろうと思うけど、損をしないか心配」との不安を持つ人もいるでしょう。学資保険の性質上損をすることもありえますが、メリットも多い保険商品です。   本記事では学資保険で損をしてしまう理由と、加入することで得られるメリットについて解説します。学資保険に加入すべきか迷っている人は参考にしてください。

学資保険とは

学資保険とは保険会社が売り出している金融商品のひとつで、毎月保険料を積み立てていけば、あらかじめ設定したタイミングで満期保険金を受け取れる生命保険です。
 
設定できる受取時期は、子どもの大学進学時などにあわせて自分で定められますが、多くの場合は18歳になった時点で受け取れるようになっています。
 
学資保険は子どもの将来に必要なお金を毎月自動的に積み立てられるため、貯蓄が苦手な人にも向いています。
 

学資保険で損をすると言われる理由

学資保険は確実にお金を積み立てられる生命保険であるものの、「学資保険は損をするのでは?」と考える人もいます。たしかに学資保険はメリットばかりではなくデメリットもあり、利用方法を間違えてしまうと払込保険料よりも受け取るお金が減ってしまう恐れがあります。
 
本項では、学資保険で損をしてしまう理由を3つ紹介します。学資保険を利用して損をしたくない人は参考にしてください。
 

元本割れする恐れがある

学資保険の返戻率が低いと、元本割れとなり損してしまう恐れがあります。返戻率とは、保険料に対して保険金額がいくらになるかの割合をあらわしたもので、受取率・戻り率とも言われます。
 
【計算方法】受取総額÷払込保険料総額×100
 
返戻率が100%を割ると、払込保険料よりも受け取るお金が少なくなる元本割れとなり、100%を超えると払込保険料以上にお金を受け取れる仕組みです。
 
近年では、低金利の影響もあって返戻率の水準は低い傾向です。お金を増やしたいと考える人にとっては、メリットのある貯蓄方法とは言えないでしょう。
 

自由にお金を引き出せない

学資保険に振り込んだお金は、自由に引き出せません。どうしてもお金が必要な場合は、学資保険の解約や契約者貸し付けを利用せざるを得ません。
 
しかし、途中解約をしてしまうとそれまで払い込んだ保険料よりも少ない額しか戻ってこない恐れがあります。「急にお金が必要になっても対応できる預金を別に準備しておく」「毎月の払込保険料を無理のない範囲に設定しておく」など対処しておかないと、損をしてしまうでしょう。
 

インフレリスクに対応できない

学資保険で受け取れる金額は、契約時に決められています。確実に定められた額のお金を受け取れる契約ではあるものの、将来インフレによって物価が高くなった場合を考慮していません。
 
そのため、今のお金と比べて価値が下がってしまい、相対的に損をしてしまったと感じられるでしょう。
 

学資保険を利用するメリット

学資保険を利用することで損をする可能性もあります。しかしさまざまなリスクはあっても、それを上回るメリットを感じられる人もいるでしょう。主なメリットは以下のとおりです。


・自動的に保険料が引き落とされる
・簡単にお金を引き出せない
・親に万が一のことがあっても補償を受けられる

学資保険は自動的に保険料が引き落とされるため、貯金が苦手な人でもお金を貯められます。また、簡単には引き出せない点も、手元にお金があると使ってしまう人にとってはメリットです。
 
契約者である親に万が一のことがあると、保険料を払い込めなくなることもあるでしょう。その際、学資保険であればその後の保険料の払込が免除されながらも、満期保険金は予定どおり受け取れる契約となっています。親にもしものことがあっても補償を受けられる点は大きなメリットです。
 

学資保険に向いていると思ったら加入を検討しよう

学資保険に加入することで払込保険料を下回ったりインフレがあったりすると損をすることもありますが、メリットも十分にある保険商品です。
 
自分や子どもにとって学資保険にメリットを感じたら、加入して学費を貯めるとよいでしょう。
 

出典

明治安田 学資保険の返戻率とは
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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