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「3歳差の兄弟」はお金の負担が大きい!? 「中学・高校・大学」入学時にかかる学費はどのくらい?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月2日 8時40分

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二人以上の子どもがいる場合、年齢差によっては同時にまとまった費用がかかることがあります。一般的に、保護者にとって特に金額の負担が大きいといわれるのは「3歳差」です。   今回は、なぜ3歳差だとお金の負担が大きくなるのかの理由や、実際にかかる費用の目安をご紹介します。

3歳差の兄弟はお金の負担が大きいといわれる理由とは?

兄弟の年齢差が「3歳」だとお金の負担が大きいといわれるのは、中学・高校・大学の入学するタイミングが重複しやすいためです。
 
特に負担が大きいのは、大学と高校の入学が重なるタイミングです。大学入学と同時に、子どもが実家を離れて一人暮らしを始める場合などは入学金などの教育費のほかに引っ越し費用や家具・家電の購入費用なども準備する必要があります。
 

学校の入学時にかかる学費はどのくらい?

子どもにまとまった費用がかかるのは、特に学校に入学するタイミングです。3歳差の子どもの入学が重なるタイミングである中学・高校・大学の入学時の費用を、文部科学省が行った調査結果を基に表1に記載します。
 
表1

私立
中学入学時 81万4559円
高校入学時 75万8881円
大学入学時 147万7339円

※文部科学省「令和4年度私立高等学校等初年度授業料等の調査結果について」「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」を基に著者作成
 
表1は授業料・入学費用・施設整備費などの合計であるため、上記以外に教科書類、制服・体操服などの費用、クラブや課外活動の費用などさまざまな項目がかかることも把握する必要があるでしょう。
 
表1は私立の学校に入学する場合の金額です。国公立の学校の場合は、中学・高校・大学のいずれにおいても比較的費用の負担は少ないと考えられますが、入学時にまとまった費用がかることには違いありません。
 

中学・高校入学に向けてできる対策とは?

3歳差の兄弟が中学、高校に入学するにあたりできる対策として以下の二つが挙げられます。
 

・進学先にかかる費用を把握しておく
・教育ローンを活用する

 
まず、お子さまの進路の選び方などによって費用が大きく変わることを理解する必要があります。一般的に私立よりも国公立の方が入学時にかかる負担をおさえられるといわれています。
 
ただし、私立であっても特待生制度を利用できれば負担を軽減できる可能性があるでしょう。
 
子どもの希望するクラブや課外活動によっては、まとまった費用がかかることもあるため、注意が必要です。学力や子どものやりたいことと家計を照らし合わせて、進路や入部するクラブの相談に乗るといいでしょう。
 
また、金銭面が厳しい場合には教育ローンや奨学金を利用することで入学時の費用の負担を軽減できる可能性があります。
 

3歳差の兄弟はお金の負担が比較的大きい

3歳差の兄弟は、中学・高校・大学への入学のタイミングが重なりやすいため、まとまった費用が同時にかかるという点で「お金の負担が大きい」といえます。
 
ただし、どのくらい学費がかかるのかは、私立か公立かなどで異なるため、一概にはいえません。塾に通ったり、部活動に所属したりする場合は、授業料や入学料のほかにも費用が必要になるため、特に卒業や入学のシーズンには費用負担が重くなる傾向が見られます。
 

出典

文部科学省
 令和4年度私立高等学校等初年度授業料等の調査結果について
 私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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