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スーパーで今日購入した「刺身」が腐ってた! レシートはあるので「返品」しても大丈夫ですよね?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月5日 2時20分

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スーパーで購入した物を自宅で確認したら不良品で、レシートを提示して返品した経験があるという人もいるのではないでしょうか。   これが日用品や雑貨なら返品できそうだと考える人が多いと思いますが、食品、中でも刺身など生食用の食材ならどうなるのかは気になるところです。当日に購入した刺身が腐っていたという場合、レシートがあれば返品ができるのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。

返品できるかどうかは店次第

スーパーで購入した物の返品について、日本では店側が応じる義務や法律の根拠はありません。つまり、返品はあくまでも店側のサービスといえます。
 
ちなみに、返品というと「クーリング・オフ」を思い浮かべる人もいるかもしれません。クーリング・オフとは、いったん契約の申し込みや締結をしても、一定期間内であれば申し込みの撤回や解除ができる制度です。
 
しかし、クーリング・オフの対象は訪問販売や電話勧誘など限られており、スーパーでの買い物は対象外です。
 

刺身は返品できない?

本題の「購入した刺身が腐っていた」場合の返品ですが、刺身のような生鮮食品は多くの場合は返品できません。なぜなら、一度購入して家に持ち帰ってしまうと、保管状況によっては鮮度がかなり悪くなるためです。
 
「家に帰ってすぐに冷蔵庫に入れた」などと話しても、店側からすると本当かどうかは判断が難しいと考えられます。当日購入した腐った刺身とレシートを持参すれば、交換に応じてもらえる場合もあるかもしれません。
 

スーパーで返品できる条件

刺身などの生鮮食品は返品が難しい場合が多いですが、反対にどういった場合は返品が可能なのでしょうか。
 
まず前提として、返品にはレシートが必要です。レシートがなければ、そのお店で本当に購入したかどうかが分からないためです。
 
また、未開封の商品、買ってすぐだったもの、常温保存できるものなどは、不良品と分かれば返金してもらえる可能性が比較的高いでしょう。
 
反対に、一度でも開封してしまうと返品は難しくなり、また賞味期限が切れてしまった食品なども、返品に応じてくれるお店は少ないと考えられます。
 

鮮度の高い刺身を選ぶコツ

ここまで見てきたとおり、刺身はいったん購入してしまうと、たとえ腐っていることに家で気がついたとしても、返品できる可能性は高くありません。そのため、スーパーで刺身を購入する際は、新鮮な商品を選ぶ必要があります。具体的にどうすれば良いのでしょうか。
 
新鮮な刺身の購入方法としては、刺身にする前の状態である「さく」があれば、さくの商品を選ぶことです。魚の劣化は、切った断面が空気に触れることで加速します。そのため、刺身の状態のほうが、さくの状態よりも劣化が早いです。さくの場合は自宅で切る分の手間はかかりますが、刺身の状態よりは新鮮な可能性が高いといえます。
 
刺身の状態で購入する場合は、魚の身から出る赤い液体、いわゆる「ドリップ」の量でも鮮度を判断できます。ドリップは時間が経てば経つほど身から出ますので、ドリップが多いとそれだけ鮮度が落ちている可能性があります。
 
また、パックに記載されている加工日が購入日のものを選ぶほうが、当然ながら鮮度が高いといえるでしょう。
 

まとめ

スーパーで購入した刺身の返品は、店側に明らかな非がある場合以外は難しいかもしれません。刺身を購入するときには、可能な限り返品リスクが低そうな商品、鮮度が高い商品を選ぶようにしましょう。
 

出典

独立行政法人 国民生活センター クーリング・オフ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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