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「築30年」のアパートですが、家賃が安いので入居を考えています。 リフォームなどはしているようなので大丈夫ですよね? デメリットはあるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月6日 2時40分

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引っ越しで新しい住まいを探す際、物件のきれいさ・家賃・築年数など気になる項目は多いものです。築年数30年などの物件のなかには、リフォーム済みで内装がきれいな物件もあります。このような物件への入居を考える際、何かデメリットはあるのでしょうか。   そこで、この記事では入居前に知っておきたい、築年数30年程度のリフォーム済み物件のメリット・デメリットを紹介します。

リフォーム済みの物件に住むメリット

リフォーム済みの物件に住むことは多くのメリットがあります。ここでは、代表的なメリットを紹介します。
 

内装や設備が新しくきれい

築年数の古さからリフォームを行った物件は、内装や設備を入れ替えてきれいな状態にされていることが一般的です。内装はクロスを張り替えて清潔感のある壁紙に、床は美しいフローリング張りにしている物件もあります。
 
また、モニター付きインターホンやシャンプードレッサーなど、設備を新しくするケースもみられます。築年数自体は古くても、それが気にならないほどのきれいな内装と新しい設備に囲まれて生活できることが期待できます。
 

家賃が安いことが多い

賃貸物件は新築や築浅の物件ほど家賃が高く、築年数が古いほど家賃が安くなることが一般的です。したがって、築年数が経過している物件は家賃相場が安く、毎月の支出を抑えやすいことがメリットといえます。リフォーム済みの築古物件であれば、家賃を抑えつつきれいな内装の物件に住めます。
 

リフォーム済みの築古物件に住むデメリット

リフォーム済みの築古物件は内装がきれいな物件にお得に住めることがメリットです。その反面、入居にあたり注意したいこともあります。ここでは、リフォーム済みの築古物件に住むデメリットを紹介します。
 

建物の耐震性に不安要素がある

築30年以上の物件は、1981年の建築基準法大改正の前後に建てられた計算になります。新耐震基準が導入されたのは1981年であり、それ以前に建築された物件は新耐震基準を満たしていない可能性があります。地震による建物の倒壊リスクなどが気になる場合は、契約前に耐震基準について確認しておきましょう。
 

立て付けが悪い

建物によっては築年数の経過により、ふすまやドアなどの建具がゆがんでいるケースがあります。すると、ドアなどをぴったりと閉じたくても隙間が生じてしまうことがあるのです。窓や玄関に隙間があると、すきま風が吹き込む原因となります。冬は冷たい風、強風のときはすなぼこりが室内に入り込む可能性があるでしょう。
 

害虫が発生することがある

建物が古くひずみがあると、その隙間から害虫が入り込みやすくなるおそれもあります。特に、木材は経年劣化が進行しやすく、隙間や割れ目が生じて虫が侵入しやすい状態になります。建物に使用されている材料が木材の場合は注意が必要です。
 

共有部や水回りの設備が古い

室内はきれいにリフォーム済みであっても、共有部や水回りの設備が古い物件も少なくありません。例えば、エレベーターや自転車置き場、共同ポストなどが古いままの場合、使いにくさを感じることがあるでしょう。
 
また、水回りは一見きれいに見えても、給水管や配水管などの設備は古いままという可能性もあります。配管が古いと異臭が発生する原因となるため、気になる場合は入居前に確認しておきましょう。
 

築年数が古い物件はメリット・デメリットの両方がある! 入居前に確認を

築年数が30年以上などの古い物件は、リフォーム済みで内装がきれいなケースもあります。内装や設備が新しいうえに家賃が安いとなると、お得さを感じてすぐ入居を決める人もいるかもしれません。しかし、なかには耐震基準に不安要素があり、立て付けが悪くなっている物件もあります。
 
また、害虫の発生リスクや共有部・水回り設備が古い可能性なども考慮すべき要素です。メリット・デメリットを踏まえて、慎重に入居を決めましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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