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定年後に3000万円で「平屋」を買いたいけど、年齢的に無謀? 意外とおすすめ? 注意点もあわせて解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月12日 10時0分

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子育てが終了し、定年を迎えたことで「住まいを見直したい」という人は多いのではないでしょうか? 老後の住みやすさを考えると、手入れが楽な平屋は魅力的に思えるかもしれません。   もし定年後に「平屋を買いたい」と思った場合、どのような方法・注意点があるか解説します。

定年後に平屋を購入するのは無謀?

定年後に平屋を買うことについて、メリット・デメリットを踏まえて考えてみます(図表1)。
 
図表1

メリット デメリット
・資産になる
・過ごしやすい間取りで生活できる
・バリアフリーなどリノベーションがしやすい
・二階建ての家と比較すると、掃除など手入れがしやすい
・ローンを組む場合、経済的に負担になる
・審査に通らずローンが組めない場合もある
・住み替えが気軽にできない
・返済ができなくなれば住み続けられない

筆者作成
 
一概に「良い・悪い」とは言えませんが、購入することは「無謀」ではありません。夫婦2人で過ごしたい人や、親と同居してゆっくり過ごしたいという人には平屋の購入が向いているでしょう。
 

老後に平屋を購入する方法

購入費として「貯金」をしている場合、すんなり買えるかもしれませんが、まとまったお金がないケースもあるでしょう。そこで老後に平屋を購入する方法を紹介します。
 

70歳未満であればローンも組める

以下の項目を満たすことで、70歳未満であればフラット20のようなローンを組める場合があります。

1.申込時の年齢が満70歳未満であること(親子リレー返済の場合は異なる)
 
2.日本国籍であること(永住許可、特別永住者も含む)

ただし、「完済時の年齢は80歳まで」と決められているため、10年以上、20年未満で完済する場合、最大20年かかるケースでも60歳ぴったりで組む必要があります。
 

リバースモーゲージ型住宅ローンを申請することも

もし既に持ち家を持っている場合、「リバースモーゲージ型住宅ローン」を組むこともできます。「リバースモーゲージ型住宅ローン」とは、一般的に50歳から60歳以上を対象にした持ち家の資産価値を踏まえて資金を借りるサービスのことです。
 
特徴として、融資限度額が担保評価額の50~60%となる点や金利が若干高めである点があげられます。毎月の支払いが「利息のみ」になる点が大きなメリットです。
 
しかし、持ち家の資産評価額が変動するため場合によっては一括返済を迫られることや、地方の物件は価値そのものが低くなる可能性があります。
 

定年後に平屋を買う際の注意点

定年後に平屋を購入する場合、ローンが組みにくかったり、固定資産税や管理費が別にかかったり、といった点に注意が必要です。また、ローンを組むとしても頭金を多めに入れる必要があります。
 
「定年後に平屋を買いたい」という希望があるなら、コツコツ貯金しておき、現金一括で購入することができれば金利負担を失くすことができます。ローンの手続きが不要になるうえに、「審査に通らず購入できない」という事態も防げます。
 
しかしこの場合であっても、老後資金を多く失うことになるため、必ずしも絶対的な方法とはいえません。住宅ローン控除も対象外となります。
 

しっかりと返済プランを練ってから購入に踏み切りましょう

60歳で定年を迎えてからでも新しい住まいを購入することは可能です。しかし、ローンを組む場合でも、現金で一括購入する場合でも、それぞれにメリット・デメリットがあります。
 
また、ローンを組む場合は、年齢制限もあるため早めの決断が重要となります。老後資金として確保している資産を踏まえて、もしローンを組む場合でも無理のない返済計画の立案が重要となります。
 

出典

住宅金融支援機構 【フラット20】ご利用条件
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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