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部下よりも「お小遣い」が少ないのがつらすぎます。1万円アップのためのおすすめの「交渉材料」はありますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月15日 10時20分

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お小遣い制を導入している夫婦のなかで、「お小遣いが少なくてきつい」と感じている方も多いのではないでしょうか。夫婦の一方が家計管理を行っている場合、一方はお小遣い制でやりくりしているケースが考えられます。お小遣いが少ないと、職場での交際費や自分の趣味に使えるお金が制限されてしまうことから、ストレスになりかねません。   そこで本記事では、お小遣い制を導入している世帯における平均額や、お小遣いをアップするための交渉術について解説します。

お小遣い制の家庭とその平均金額はどのくらい?

SMBC日興証券株式会社(東京都千代田区)が運営する日興フロッギー調査が、2023年11月に結婚している男女1106名を対象としたアンケート調査の「共働き夫婦のお金事情」によると、お小遣い制を導入している人の割合が49%でした。約半数は、お小遣い制で自分が自由に使えるお金をやりくりしていることが分かります。
 
なお、「あなたのおこづかいは月いくらですか」という問いに対して、最も多かった回答は「2万円以上4万円未満」でした。すべての回答を平均すると、1ヶ月あたり約3万9000円となります。
 
約4万円の範囲内で、交際費や趣味に充てるお金をカバーする必要があります。お小遣い制の人なかには、「上司として部下におごる機会が多いのに、自分は部下よりもお小遣い額が低くてショック」という人もいるかもしれません。
 
「もっとお小遣いを上げてほしい!」と考えている人は、財布のひもを握っている配偶者との交渉を検討しましょう。ただし、単純にお小遣いを上げてほしいという希望を伝えても、通るとはかぎりません。
 

新年度から「増額」を狙うためのおすすめの交渉材料・方法

お小遣いアップを要求する際には、正当な理由があると希望が通りやすくなります。また、自分の希望だけでなく、相手にもメリットやベネフィットがある点を伝えるのも効果的です。
 
株式会社小林洋行コミュニケーションズ(東京都中央区)が運営する「カードローンの学び舎」で、お小遣い制を採用している主婦240人に対して行った「お小遣い制の家庭の奥さまへのお小遣い実態アンケート」(調査期間:2017年8月24日~9月8日)によると、「お小遣い値上げ交渉術」として以下の内容がランクインしています。

●1位:欲しいものがあることを力説する
●2位:資格手当を全額もらう
●2位:手伝う家事を増やす
●3位:奥さまに自由な時間を与える
●4位:同年代の平均額は欲しいと頼む
●5位:お小遣いを上げないと借金することを匂わす

上記のなかから、複数の交渉術を組み合わせるのも効果的です。お小遣いをアップしてほしい理由を力説しつつも、パートナーへメリットをもたらすために家事の業務量を増やしたり、パートナーのために自由時間を設けたりする方法があります。
 
4位にランクインした「同年代の平均額は欲しいと頼む」ことも交渉材料の一つとなります。株式会社SBI新生銀行(東京都中央区)の「2023年会社員のお小遣い調査」(調査期間:2023年4月25日~28日、調査対象:会社員(正社員・契約社員・派遣社員)、パート・アルバイト2718名)によると、年代別のお小遣い額は以下の通りでした。

●20代:4万6453円
●30代:3万7178円
●40代:4万801円
●50代:3万7911円

あわせて、勤務先で同世代の人からお小遣い額を聞いて、交渉材料にすることも検討しましょう。「自分だけ少ない金額でやりくりしている」旨を伝えれば、お小遣い額アップにつながるかもしれません。
 
ただし、交渉を行ううえでは夫婦間の信頼関係が重要となります。日ごろからお互いに心地よく過ごせるように配慮するのはもちろん、困ったことがあればすぐに相談できるように、コミュニケーションを密にすることも意識しましょう。
 

まとめ

お小遣いが少ないと、交際の場に出席する場面が減ってしまったり、自分の趣味を十分に楽しめなかったり、さまざまなデメリットが起こりえます。
 
現在のお小遣い額に不満を感じており、周囲と比較してもお小遣い額が低い場合は、配偶者と交渉してみてはいかがでしょうか。その際には、単に自分の希望を伝えるだけでなく、相手にメリットやベネフィットがあることを含めるとよいでしょう。
 

出典

SMBC日興証券株式会社 日興フロッギー白書「共働き夫婦のお金事情」
株式会社小林洋行コミュニケーションズ カードローンの学び舎 お金の図書室 お小遣い制の家庭の奥さまへのお小遣い実態アンケート
株式会社SBI新生銀行 2023年会社員のお小遣い調査」結果について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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