ウオーターサーバーと浄水器ではどちらのコスパが優秀？年間費用を比較！

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月18日 3時20分

水道水をそのまま飲むのは抵抗があり、ミネラルウオーターを購入している方は多いでしょう。しかし、ミネラルウオーターの購入費や買い物の手間が気になり、ウオーターサーバーや浄水器の導入を検討している方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、ウオーターサーバーと浄水器ではどちらのほうがコストパフォーマンスがよいのかを解説します。

ウオーターサーバーにかかる年間費用

ウオーターサーバーにかかる費用は、契約する会社やプランによって異なります。大手3社の月額費用を比較したところ、月24リットルの利用で4000円前後が相場のようです。利用状況にもよりますが、2人暮らしまでなら月24リットル前後で足りるケースが多いでしょう。

さらに、ウオーターサーバーの電気代としてエコモード搭載機種で月額500円程度がかかります。月額費用を4500円とすると、年間費用は4500円×12ヶ月＝5万4000円となります。ただし、別途ウオーターサーバー代や水の送料がかかるケースがあるため注意しましょう。水代のみの負担で利用できる会社も多いため、そのような会社を選べば費用を抑えられます。

浄水器にかかる年間費用

浄水器には蛇口直結型やポット型などの種類がありますが、今回は蛇口直結型浄水器の年間費用について解説します。蛇口直結型浄水器は、蛇口に取り付けるだけで手軽に使用できるタイプの浄水器です。Panasonicの浄水器「TK-CJ12」を例に挙げると、販売価格の最安値は6000円弱でした。「TK-CJ12」のカートリッジ交換目安は約1年または4000リットル使用時です。

つまり、約1年間はカートリッジを交換しなくてよいため、年間費用は6000円となります。年間費用はウオーターサーバーの約9分の1で済み、最大4000リットルを浄水できることから、浄水器のほうが圧倒的にコストパフォーマンスがよいといえるでしょう。

ただし、浄水器は水道水を浄水するだけなので、水のおいしさではウオーターサーバーに軍配が上がる可能性があります。浄水器はフィルターで汚れや有害物質を除去するアイテムなので、水道水の味や匂いをやわらげて飲みやすくするものと考えましょう。

ウオーターサーバーよりもミネラルウオーターのほうが安く済む

また、ウオーターサーバーを導入するよりも、ミネラルウオーターを購入したほうが安く済む可能性が高いです。大手コンビニエンスストアでは、2リットルの天然水が108円（税込み）で販売されています。月に24リットル消費する場合は12本必要なため、月額費用は108円×12本＝1296円（税込み）です。年間費用は、1296円×12ヶ月＝1万5552円（税込み）となります。

ウオーターサーバーにかかる年間費用が約5万4000円なので、ミネラルウオーターを購入したほうが年間4万円近い節約になります。スーパーマーケットやドラッグストアで安いミネラルウオーターを購入すれば、さらに安く済むでしょう。ただし、水を購入する手間はかかるため、その点を考慮して選ぶ必要があります。

コストパフォーマンスで選ぶなら浄水器がおすすめ

ウオーターサーバーと浄水器では、浄水器のほうが圧倒的に安く済みます。また、浄水器にはかなわないものの、ウオーターサーバーよりもミネラルウオーターを購入したほうが安く済む可能性が高いです。

とはいえ、ウオーターサーバーにも「おいしい水を飲める」「水を買いに行く手間が不要」などのメリットがあります。費用面だけではなく、それぞれのメリット・デメリットを比較して自分に合うものを選びましょう。