ローンとは別に、車の維持費に毎月「3万円」かかっています。これって高すぎですか？

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月19日 0時10分

車を購入すると、月々のローンに加えて税金や保険料などの維持費もかかるため、少しでも維持費をおさえたいと考えている方も多いでしょう。現在かかっている維持費を見直せば、浮いたお金をローンの返済やほかの費用にもあてられる可能性があります。今回は、車にかかる維持費や、それを節約する方法について解説します。

車の維持費にかかる項目と金額

車を購入すると、購入時にかかるお金だけではなく、車を乗り続けるために必要な維持費もかかってきます。

車の維持費には以下のようなものが挙げられます。

・自動車税種別割

・自動車重税

・自賠責保険と任意保険

・車検費用

・ガゾリン代

・駐車場代

車の排気量や重さ、燃費のよさなどにより変動するため、一概にはいえませんが、ソニー損保保険株式会社が2023年に行った全国カーライフ実態調査によると、1ヶ月あたり平均1万3500円の維持費がかかっているようです。

車の維持費を節約する方法

車の維持費を減らすことで、家計への負担軽減にもつながるでしょう。

これから車の購入を検討している方や、すでに車を所持していて少しでも維持費を節約したい方は、ご紹介する方法を試してみてください。

燃費のよい車を選ぶか、乗り換える

燃費のよい車を選んだり、乗り換えたりすれば、車の維持費をおさえられます。

例えば、軽自動車は燃費がよい車に該当し、燃費がよいとその分ガソリンの使用量が減るため、ガゾリン代の節約につながります。

また燃費のよい車は、自動車重税にかかわるエコカー減税や自動車税種別割にかかわるグリーン化特例などの恩恵を受けられる点もメリットの1つです。

燃費がよくなる運転を行う

燃費のよい車を選ぶだけではなく、燃費がよくなる運転の心がけも重要です。

おもに以下の点に注意しながら運転してみてください。

・急発進や急停止をしない

・タイヤの空気圧を適正に保つ

・冷房使用時の温度を下げすぎない

・運転する際に必要のない荷物は積まない

走行中に燃費をおさえるコツは、必要以上に速度を出さずに、ブレーキをうまく踏むことです。

車は発進時とブレーキ時に多くのエネルギーを消費するため、アクセルやブレーキをゆるやかに踏みながら調整すると燃費をおさえられます。

また、走行前は不要な荷物をおろして重量を軽くすれば、エンジンにかかる負荷の軽減につながり、燃費向上が期待できるでしょう。

加入している保険を見直す

自賠責保険は、車を購入した方は強制で加入しなければいけない保険ですが、任意保険は不要な補償内容を見直せば、保険料をおさえられる可能性があります。

特に、今加入している保険が満期を迎えたり、誕生日や家族が引っ越しをしたりしたタイミングなどで保険を見直すとよいでしょう。

また、自動車保険には代理店型と通販型の2種類あり、通販型のほうが保険料が安い傾向にあります。

定期的に車のメンテナンスを行う

定期的にメンテナンスを行えば、事故や故障のリスクを減らせます。

メンテナンス費用はかかりますが、万が一に備えて必要な費用と考えてよいでしょう。

タイヤ交換やワイパー交換、オイル交換など、メンテナンス項目は多岐にわたりますが、自分でできる範囲は自分でメンテナンスをすると費用を削減できます。

車の維持費3万円は高い可能性がある

車の排気量や重さ、燃費のよさなどにより変動するため一概にはいえませんが、1ヶ月あたり平均1万3500円の維持費がかかるようです。

変更が難しい税金や自賠責保険の費用の削減は容易ではありませんが、任意保険の見直しや運転方法の改善は簡単に始められます。

また、これから車の購入や乗り換えを検討している方は、燃費のよい車を選ぶことで、税金も安くなり、ガソリン代の節約にもつながるでしょう。

もし、現在の維持費が高いと感じられる方は、ご紹介した節約方法を試してみてください。