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部長の昼食がいつも「カップ麺+おにぎり」です。「ランチ代500円」の私とあまり変わらないのですが、昇進してもあまり余裕はないのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月4日 2時20分

部長の昼食がいつも「カップ麺+おにぎり」です。「ランチ代500円」の私とあまり変わらないのですが、昇進してもあまり余裕はないのでしょうか?

部長というと、職場の中でもかなり上のほうの役職者です。そんな部長の昼食がいつもカップ麺とおにぎりなど、自分とあまり価格帯が変わらないものだと、「昇進してもそんなに給与は上がらないの? 」と疑問に思うかもしれません。   本記事では、部長の年収水準や役職別のランチ代の平均金額を解説したうえで、部長の昼食が自分とあまり価格帯が変わらない理由を考えます。

部長の年収水準は高い

部長は課長の上位に位置する管理職として、重要な役割を担います。そんな部長の年収はどれくらいなのでしょうか?
 
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、10人以上の企業における、基本給に賞与などの特別給与を加えた年収総額の平均は次のとおりです。

●非役職:429万5700円
●職長級:540万6100円
●係長級:578万5700円
●課長級:780万2900円
●部長級:927万6500円

このように、部長の年収は非役職者と比べると倍以上の水準です。
 

部長と言えどもランチ代はあまり変わらない

年収水準の高い部長なら、ランチは豪華だと思うかもしれません。しかし、実際はそこまで大きくは変わらないようです。
 
エデンレッドジャパンが2022年に全国の20~50代のビジネスパーソンの男女におこなったアンケートによると、勤務日のランチ代の平均は439円で、役職別に見ると次のとおりです。

●一般社員:419円
●課長クラス:495円
●部長クラス:564円
●役員以上:636円

部長と言えども、ランチ代は一般社員と150円程度しか変わらないようです。
 

ランチを節約する人も多い

勤務日のランチ代については、節約している人も少なくありません。エデンレッドジャパンの同調査によると、勤務日のランチで食べたいメニューを我慢したことがある人は、約7割(67.3%)にのぼります。
 
また、4人に1人がランチを食べなかった経験があるとしています。ランチを食べないことがある理由については、「食費節約のため」が最多の63.4%です。
 
近年は物価上昇が著しいため、少しでも支出を抑えようとランチを節約する人も多いのかもしれません。
 

部長は収入以上に支出も多い? 年齢的な理由も考えられる

部長でも勤務日のランチ代はそれほど高くはないようですが、その理由としては部長の年齢的な状況も考えられます。部長になる人の多くはある程度年齢を重ねていますが、家族を養っていたり、住宅ローンを返済中だったりする場合も少なくないでしょう。ローンの場合、毎年100万円返済しているとすると、月額の負担は10万円近くにもなります。
 
また、子どもが大学に通っており、学費と一人暮らしの生活費でかなり支出がかさんでいる人もいます。1人暮らしの場合、家賃や食費、雑費などで10万円以上必要な場合も少なくないため、親が多くを負担している場合もあるでしょう。
 

まとめ

部長は会社の中でも重要な役職であり、基本的には年収も一般社員などよりも高い水準です。とは言え、部長の勤務日のランチ代の平均金額は他の人とあまり変わらないようです。
 
部長の職にある人は年齢的に支出が多い時期に重なるため、ランチ代にそこまでお金をかけられない可能性もあります。ただ、家族に関わる支出は家庭次第のため、実際にどれくらい支出があり、その影響でランチ代が節約されているかどうかは分かりません。
 
自分が昇進した際に同じくらいのランチ代になるかどうかは自分の状況次第かもしれませんが、参考として認識しておきましょう。
 

出典

厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査
株式会社エデンレッドジャパン ビジネスパーソンのランチ実態調査2022(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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