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「野球の強豪校」へ進学したいという息子。「高校野球で活躍してプロを目指す」と言っていますが、部費や遠征費、学費のことを考えると心配です…。

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月6日 2時30分

「野球の強豪校」へ進学したいという息子。「高校野球で活躍してプロを目指す」と言っていますが、部費や遠征費、学費のことを考えると心配です…。

高校野球で活躍してプロを目指すと息子が夢を語ったら、親として応援したい気持ちでいっぱいになるものです。夢を実現すべく、野球の名門校への進学を息子が希望した場合、部費や遠征費、さらには学費の負担はどのくらいかかるのでしょうか。夢を追いかける子どもをサポートするために、経済面での課題にどう向き合っていくべきか解説します。

学費

高校野球界で圧倒的な強さを誇る大阪桐蔭高校の野球部を例にみていきましょう。大阪桐蔭高校の入試要項によると、学費は、入学金が20万円、年間の授業料が62万円です。
 
なお野球部に入部する場合、全寮制であるため、すべての選手が強制的に入寮することになります。次の項目で野球部に入った場合の必要な費用をみていきましょう。
 

高校の野球部費用について

ここでは、名門校の例から部費を推測していきます。
 
例えば、別のとある強豪校に通わせていた保護者の話では、ユニフォーム代や交通費、保護者間の交際費に加え監督やコーチへのお祝いもあり、年間120~130万円ほどかかったとのことです。これを踏まえると、高校野球部に入部した場合、主に以下の費用が発生することが考えられます。
 

・寮費
・部費
・遠征費
・ユニフォーム代
・保護者間の交際費
・監督やコーチへのお祝い金

 
年間で最低でも100万円程度の出費が見込まれる可能性があるでしょう。
 

親の負担を軽減する方法

ここでは、経済的負担の軽減につながる可能性がある方法をご紹介します。
 

奨学金の利用

奨学金は、経済的理由で高校進学などが難しい生徒を支援するための制度です。学費や部活動の費用に充当でき、返済が必要な貸与型奨学金と、返済不要の給付型奨学金の2種類があります。
 
奨学金の申請方法は、学校、自治体、民間団体などによって異なるため、学校の進路指導担当者や自治体の相談窓口に問い合わせて、適切な奨学金制度を見つけましょう。申請には、家計状況や成績を証明するための書類が必要となるため、事前に準備を進めておくことが重要です。
 

時間的な負担も発生する

高校の野球部に入ると、金銭的な負担が大きいだけでなく、保護者の時間も大幅に割かれる傾向があるようです。
 
試合や練習の送迎、保護者会や応援など、サポートが必要になることが少なくありません。チームにとって応援は大きな力となるため、保護者の積極的な参加が重要とされるケースもあるようです。
 

まとめ

野球の名門校へ進学する場合、部費や遠征費、そして学費などの経済的な負担を伴います。経済的な面で心配があるのは当然のことといえるでしょう。夢の実現を支えるための資金計画を行い、奨学金の活用などを検討していくことが重要です。
 

出典

大阪桐蔭高校 入試要項2024
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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