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時間は宝!?20代からはじめれば2倍になる?時間をかけてお金を育てる

ファイナンシャルフィールド / 2019年3月6日 9時40分

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ミレニアル世代とは、2000年代に成人あるいは社会人になる世代です。   株式会社マクロミルの調査によると、この世代は貯金意識が高い人や投資・資産運用に興味のある人が他の世代よりも多い傾向にあるようです。   バブル崩壊から26~28年、リーマンショックから10年、景気後退期から経済低迷期にミレニアル世代は誕生し、育ってきています。お金の大切さや価値を、私たち大人よりも強く感じているのかもしれません。  

時間が宝物

投資には知識や経験が必要です。投資に必要な知識を身に付け、経験しながら資産運用をすることで、お金を増やすことができます。投資先の業績を見て今後の予測をしたり、分散投資しながらリスクを回避したりと、知識や経験値の高い大人のほうが投資へのハードルは低いのかもしれません。
 
しかし、大人は持っていない、ミレニアル世代が持っているものがあります。それは「時間」です。実は、時間こそが投資における宝物なのです!いずれの投資にもリスクは必ずあります。できるだけリスクを回避したいですよね。
 
リスクコントロールには「分散投資」と「長期運用」があります。この長期運用に必要な時間を持っているミレニアル世代には、安定した資産運用ができるチャンスが大いにあるのです。
 

早ければ早いほどラク!

投資にかぎりません。貯金においても、早ければ早いほどラクにお金を貯めることができます。
 
例えば、60歳までに1000万円を貯める!と目標を立てたとします。毎月の貯蓄額はいくらになるでしょうか?(利息は考えないものとします。)
 

 
20歳から貯金をスタートしたら、毎月約2万円の貯蓄でOKです。しかし、40歳で4万円、50歳では8万円もの金額を毎月貯金しないといけません。かなり大変ですよね。貯金においても、時間が効果を発揮してくれることが分かります。
 
さらに、時間と金利を組み合わせることで、お金を増やすことができます!
 

金利と時間でお金が増える

1000万円を金利(年率)の違うところで運用した場合、以下の図のようになります。
 

 
1年目、元金1000万円に利息がつきます。2年目は「元金1000万円+利息」に利息がつきます。運用したての頃は大きな差がないのですが、運用年数が経つにつれて、利息が大きくなってきます。ここで複利について、確認しておきましょう。
 

<複利>(ふくり)
利息の計算方法の一つで、単利に対するもの。利息計算の場合、一定期間ごとに利息を元金に付加し、これを新たな元金として逐次算出する方法で、まれに重利とよぶこともある。利率が同じでも、期間が長くなるほど、複利による利息のほうが単利によるものよりも大きくなる。(日本大百科全書(ニッポニカ)より)

 
例えば年利1%で運用すると、元金1000万円は30年後、約1347万円になっています。利息が347万円ついたことになります。
 
では、年利3%で運用した場合はどうなるでしょう。30年後には約2427万円に!利息が元金を超えて1427万円ついたことになります。元金の倍以上に増えたのです。
 
現在、普通預金の金利は0.001%と、かなりの低金利です。貯金しているだけでは増やすことができません。金利の高いところでお金を増やすことが重要です。ミレニアル世代は、時間を持っています。時間と金利の効果で、お金を2倍にすることも可能です。
 
投資先はさまざまですが、金利や運用手数料、リスクなどを確認し、貯金から少しずつステップアップしてほしいと思います。
 
出典
株式会社マクロミル 購買や消費、お金事情について調査
 
執筆者:藤井亜也(ふじい あや)
株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長
 
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