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初めての株式投資。まずチェックしたい3つの指標って?

ファイナンシャルフィールド / 2020年1月28日 9時10分

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2020年こそ株式投資に挑戦したい、と考えている方はいませんか。しかし、初めて株式投資を行う場合、どのようにして、銘柄を選んだらよいのか、よく分からない方もいるかもしれません。今回は、株式投資初心者の方が知っておきたい、基本的な3つの指標についてご紹介します。  

なぜ指標をチェックする必要があるの?

株式投資を行う場合、ただやみくもに株式を購入しても、なかなかもうけることはできません。これから価格が上がると予想される銘柄を探して、購入する必要があります。そして、どの銘柄が、値上がりするのかを見極めるためには、企業の研究をしなければなりません。
 
企業研究をする際に役立つのが、いくつかの指標です。指標を上手に活用すると、その会社の経営状況を客観的に分析することができます。企業の指標は、日経新聞や証券会社のホームページなどに掲載されており、簡単に情報を入手できるので、株式投資をする場合には、必ず確認するようにしましょう。
 

PBRとPER

まず確認しておきたい指標は、「PBR」です。これは、正式には、株価純資産倍率と言い、株価を1株当たりの純資産で割ることにより計算します。
 
PBRを確認することで、現在の株価が割安か、割高かを判断する際に参考になります。
 
一般的に、PBRは、値が1以下など小さくなるほど、株価が割安(買い時)だと判断し、逆に値が大きいほど、株価が割高(売り時)と判断します。日経新聞などにも、日々のPBRが掲載されているため、まずは、どんな会社が、どのくらいの値なのかチェックしてみましょう。
 
次にご紹介するのは、「PER」です。これは、株価収益率というもので、株価を1株当たりの当期純利益で割ることにより計算します。PBRと同様に、株価が割安か、割高を判断する際に参考となる数字です。
 
PERは、値が低いと割安、逆に高いと割高であると言われていますが、この数字だけを見ても、適切に判断することができません。その会社の過去のPERの動きを見たり、同じ業界の企業同士を比較したりと、1つの参考尺度として利用するようにしましょう。
 

配当利回りもチェック

最後にご紹介するのは「配当利回り」です。その名の通り、株価に対して、配当金の割合がどのくらいかを示すもので、1株当たりの年間配当金を株価で割ることで計算できます。配当金をたくさんもらいたいと考える投資家は、高配当利回りの銘柄を選ぶとよいということになります。
 
もちろん、配当金は、会社の業績によって変わるため、配当利回りが高い銘柄に投資をしても、必ずしも高配当を得られるとは限りません。あくまでも参考数値として、チェックするようにしましょう。
 
そのほか、株式投資に関わる指標について詳しく知りたいという方は、大手証券会社のホームページなどをチェックしてみましょう。日本証券業協会も金融・証券用語集を公開しているので、気になる方は、こちらのページ(※)を確認してみてくださいね。
 
いかがだったでしょうか。自分で銘柄を選ばなければならない株式投資は、少しハードルが高いと感じる方も多いかもしれませんが、少しずつ用語を勉強していくことが大切です。今回の記事を参考にしながら、2020年は、ぜひ株式投資デビューをしてみてはいかがでしょうか。
 
参考 (※)日本証券業協会 金融・証券用語集
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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