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U-23日本代表のエースFW細谷真大、7戦ノーゴールで最終予選へ 解説は称賛「普通なら倒れている」

FOOTBALL ZONE / 2024年4月8日 8時30分

■チームは1-1で引き分けた

 J1は4月7日に各地で第7節を行い、味の素スタジアムでは東京ヴェルディと柏レイソルが対戦し、1-1で引き分けた。この試合には15日に開幕するパリ五輪最終予選を兼ねたU-23アジアカップを戦うU-23日本代表に選出された柏レイソルのFW細谷真大も先発出場。今シーズン初ゴールに期待がかかったが、この試合も得点できなかった。

 昨シーズン14得点の細谷だが、この試合で7試合ノーゴールのまま、U-23アジア杯を戦うためにチームを離脱することとなった。それでも見せ場がなかったわけではない。前半8分には、山田雄士のスルーパスを巧みに受けて前を向いたが、シュートを打つ前にDFにクリアーされる。その後も周りを生かそうとする場面や迫力のあるランニングを見せて守備ラインを下げるような場面はあったが、崩しに苦しむチームのなかで決定的なことはできなかった。

 後半になると、より存在感を示す。後半6分にハーフウェーライン付近でボールを受けると、エリア内にドリブルでボールを運んでいく。中盤でDF谷口栄斗にぶつかられた細谷は、バランスを崩しながらも体を回転させて前を向き、ドリブルで東京Vのゴールに迫っていく。そしてエリア内でMF稲見哲行に背後から当たられて倒れたが、ファウルの笛は鳴らず。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入もなくコーナーキック(CK)でプレー続行となった。

 得点にはつながらなかったものの、DAZNで解説を務める佐藤悠介氏も「普通の選手なら倒れている」「これぞ細谷というプレーを見せてくれた」と称賛したが、その数分後にも同じように相手のチェックを受けながら、力強くエリア内にボールを運ぶ場面があり、コンディションが悪くないことを感じさせた。

 そして後半28分には後方からの縦パスを受けて相手陣内で基準点を作り、右のMFマテウス・サヴィオにパス。ここからワンツーでサヴィオにクロスを上げさせ、交代出場したばかりのFW木下康介の同点ゴールが決まった。

 ラストプレーで足をつるまで、全力のプレーを続けた細谷。シュートチャンスは作れなかったが、その力強さ、運動量は、大岩ジャパンにとっても大きな助けになるだろう。ここまでのリーグ戦でゴールという結果を出せなかった細谷だが、1点取れば流れは変わるはず。Jで溜めた鬱憤を、カタールの地で晴らすとともに、日本をパリ五輪、そしてアジアの頂点に導いてほしいところだ。(河合 拓 / Taku Kawai)

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