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浦和に新SD就任、チームに混乱なし 指揮官も言及「クラブは賢く行動した」「能力が高い」

FOOTBALL ZONE / 2024年4月18日 15時30分

■15日に堀之内SDが就任

 浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督は、4月18日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施。15日に堀之内聖スポーツダイレクター(SD)が就任して体制が変更された件について、「ホリさん(堀之内SD)は非常に能力が高い人だと言えるし、野心も持っている」と話した。

 浦和は2019年末に強化体制を一新してフットボール本部を設立。戸苅淳本部長、トップチームの強化責任者である土田尚史SD、それを補佐する西野努テクニカルダイレクター(TD)の体制で発足した。その体制で4シーズンを終えた昨季の終了時に土田SDが退任したことに伴い、今季はSDが空位のままとなり西野氏がTDの肩書のままトップチームの強化責任者となっていた。そして、シーズン開幕してリーグ8試合を終えたこのタイミングで西野TDの退任と、堀之内SDの就任が発表された。

 ヘグモ監督は「数日前に戸苅さんから話を聞いた。そこに至るプロセスや現状の話を聞いた」として、「浦和の方向性については2人ともビジョンを共有していた。もちろん、いい人が去るのは常に悲しいこと。ただし、同時にホリさんは非常に能力が高い人だと言えるし、野心も持っている」と話した。

 そして、堀之内SDの就任にあたり「選手に関して、チームコンセプトに関する総合的な話もしてきた。西野さんが新たなチャレンジをする状況のなか、ホリさんが残ってくれたことはクラブにとって良いことだ。(監督就任の)初日からホリさんともチームの方向性を話していたが、それを継続するということ。練習も彼は毎日見ていて、毎日コミュニケーションを取っている」と話し、このタイミングで何か大きな変化を要求されてはいないとしている。

 また、15日の就任発表前に選手たちにも説明が行われたと戸苅本部長が明らかにしていたが、ヘグモ監督は「選手もスタッフも非常にプロフェッショナルな姿勢で今の状況を受け止めている。プロサッカーの世界にいればこういうことは起こり得る。監督などのリーダーが去って、新たな人がくる。いかなる状況でも我々の責任は次の練習、次の試合に向けて集中することだが、みんなそうしてくれている。この状況の取り扱いについても、クラブは賢く行動したと思う」とチームに問題は発生していないとした。

 短期間でトップチームの強化責任者が2回も入れ替わる異例の事態となった浦和だが、ヘグモ監督以下のコーチングスタッフと選手は冷静に状況を受け止め、ソフトランディングに成功したようだ。現場へのサポートを明言している堀之内SDをトップに、ヘグモ監督が率いる浦和が上昇曲線を描けるかどうかが注目される。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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