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肉道場入門! 牛肉がこれでもかと関西風つゆに絡む〝京都の行列そば〟が東京に 通し営業で昼から飲める天国、参宮橋「寄」

zakzak by夕刊フジ / 2024年4月23日 6時30分

京都の限定そばが味わえる(夕刊フジ)

★絶品必食編

ちょうど1年前、京都にあるスタイリッシュな立ち食いそば店「suba(すば)」について小欄で触れたことがある。

わかりやすい看板があるわけでもないのに、いつだって行列している。イタリアのボトルビールやナチュラルワインに加えて、ハイリキやワンカップなどアルコールも取りそろえていて、地元・観光客問わず、若い女性を中心に立ち食いそばを楽しんでいる。

そんな「suba」のそばが東京でも味わえる店が東京・代々木にある(最寄り駅は小田急線の参宮橋駅)。

店の名前は「寄(よせ)」。京都と違うのはこちらは立ち食いそばの店ではなく、食とカルチャーのセレクトショップで、入り口近くにはアナログレコードやデザインTシャツが売られている。その奥にスタイリッシュにまとめられたコの字型カウンターとスツールがある。「subaのそば」も食べられるが、飲み物もつまみも遥かにメニュー数が多いし、この店限定の「京都すば 数量限定極上肉そば」まである。

昆布に鰹など複数の節で引いた関西風のだしにシャッキリと茹でられた生そば。そしてその上にミディアムレア程度に加熱された牛肉のスライスがこれでもかというほど盛られ、温度玉子とクレソンが添えられる。温泉マーク入りのなるとは、まさしく京都のsubaでも見かけたあのなると巻だ。

透明感ある関西風のつゆは、口当たりも良く、後を引く。そばをたぐりながら、ふと気づくとゴクゴク飲んでしまい、あっという間に丼の中身がきれいに空になってしまった。丼の底には謝意を表す一言が記されていて、また足を運びたくなる仕掛けが、なんとも心憎い。

その他も「チクマヨ」や「蕎麦の実フムス」などの変わりつまみのほか、京都「OKUTE」のシュウマイや富山の「ミッちゃん餃子」の揚げ餃子など、肉系つまみも多士済々。

酒もナチュラルワインやクラフトビールのほか、日本酒や蒸留酒など全国から選りすぐりのクラフト系のアルコールが寄せられている。

肉よし、そばよし、お酒よし。しかも通し営業で昼から飲めるこの天国を若者にだけ楽しく独占させておく手はない。

■松浦達也(まつうら・たつや) 編集者/ライター。レシピから外食まで肉事情に詳しい。新著「教養としての『焼肉』大全」(扶桑社刊)発売中。「東京最高のレストラン」(ぴあ刊)審査員。

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