“呪われた2024年”で輝く大谷翔平 苦しむMVP経験者…1年で計れない1071億円の価値
Full-Count / 2024年5月4日 20時1分
■MVP経験者で今季も好成績を残しているのは大谷とベッツ、アルトゥーベだけ
ドジャースの大谷翔平投手としのぎを削ったスター選手たちが、今季は軒並み苦しんでいる。過去にMVPを受賞した現役選手の中で、今季も好成績を残し続けているのは大谷と、同僚のムーキー・ベッツ、アストロズのホセ・アルトゥーベだけ。大きな離脱なく結果を残し続けることの難しさを示している。
エンゼルス時代の昨季、ア・リーグMVPに輝いた大谷。3日(日本時間4日)に行われたブレーブス戦で、3打数1安打1打点2四球2盗塁の活躍。ドジャースと10年7億ドル(約1071億円)の大型契約を結んだ今季も33試合に出場し、打率.336、7本塁打、7盗塁、OPS1.017をマークしている。一方、ナ・リーグMVPのロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)は、この試合でやっと2号を放った。
2022年にア・リーグ新記録の62本塁打を放ったアーロン・ジャッジ(ヤンキース)は、34試合を終えて打率.200、6本塁打、OPS.728と調子を上げられず。同年にナ・リーグMVPのポール・ゴールドシュミット(カージナルス)は、今季で36歳のシーズン。31試合で打率.224、2本塁打、OPS.620と苦しんでいる。
2021年に大谷とMVPを分け合ったブライス・ハーパー(フィリーズ)は、29試合に出場して打率.231、6本塁打、OPS.814。奮闘を見せてはいるが、本来の実力を考えるとやや物足りない。2020年にナ・リーグMVPのフレディ・フリーマンも、34試合に出場して打率.288、2本塁打、OPS.825と長打がやや少ないか。
60試合制の短縮シーズンだった2020年、ア・リーグMVPに輝いたホセ・アブレイユ(アストロズ)は散々な成績。22試合で打率.099、OPS.269にとどまり、マイナー降格を受け入れた。また、マイク・トラウト(エンゼルス)、クレイトン・カーショー(ドジャース)、クリスチャン・イエリッチ(ブルワーズ)、クリス・ブライアント(ロッキーズ)らは負傷者リスト(IL)入りしている。(Full-Count編集部)
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