過熱する朗希の去就、代理人がメディアに忠告 背景に大谷翔平の“騒動”か
Full-Count / 2024年12月31日 18時30分
■ウルフ氏明言、朗希は「1月15日から1月23日の間に決断を下す」
最後に“本音”が漏れた。ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手について、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が30日(日本時間31日)、オンライン会見に応じた。20球団による争奪戦、佐々木サイドが球団に求めた内容などを明かす中、「恐らく多くの噂が飛び交うと思うけど信じないようにしてほしい」と、メディアへ“忠告”した。
佐々木を巡っては、本命とされるドジャースをはじめ、ヤンキース、メッツ、カブス、レンジャーズ、ジャイアンツなど複数球団が面談したと報じられている。ウルフ氏によると、獲得を目指す球団はビデオやパワーポイントを使ったプレゼンテーションを作成。また佐々木サイドは、球団に対して事前に各球団との面談はワッサーマンの事務所で行い、面談時間は2時間以内、選手の同席はNGなどを伝えたという。
10日にロッテがポスティングシステムの申請が受理されたと発表されており、交渉期間は米東部時間10日午前8時(日本時間10日午後10時)~2025年1月23日午後5時(同24日午前7時)。「25歳ルール」の規定で、契約を結ぶことができるのは来年1月15日以降となる。ウルフ氏は決断時期について「1月15日から1月23日の間に決断を下すことになるだろう。まだやるべきことはたくさんある」と話した。
そして日米メディアによる19分間の会見で、ウルフ氏は最後に“お願い”を伝えた。「おそらくこれ(会見)をやるのは今回で最後だ。私たちが次に話すのは、契約合意の会見になることを願っている。(解禁の)1月15日(日本時間16日)が近づくにつれて、恐らく多くの噂が飛び交うと思うけど信じないようにしてほしい」。
発言の背景は、ドジャース・大谷翔平投手の一件が関係していそうだ。昨年12月、エンゼルスからFAとなっていた大谷がブルージェイズと契約を結ぶためにトロントへ向かったとの誤報道がなされた。大谷の代理人のネズ・バレロ氏は今オフに米全国紙「USAトゥデイ」のインタビューに応じ、「私は憶測を避けたかった。交渉を公にしたくなかった。憶測や噂が、私たちが望んでいる結果に影響を与えないように」と語るなど、当時を回顧した。
ウルフ氏は「チーム・ロウキは厳重に管理されている。彼らは最善の形で機密にすることにとても長けている。私たち(会社全体)がそうであるように、最後の最後まで静かにする。交渉の誠実さを担保する為だ」と、“二の舞”はないことを強調した。(Full-Count編集部)
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