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去就決まらぬ“韓国スター”は「関心が消えている」 母国嘆き、12億円拒否が呼んだ悲劇

Full-Count / 2025年1月10日 17時35分

パドレスのキム・ハソン【写真:Getty Images】

■キム・ハソンは2023年にGG賞…直近2年は28HR&60盗塁も去就未定

 決断が失敗したのではーーパドレスからFAとなっている金河成(キム・ハソン)内野手は年が明けても移籍先が決まらないどころか、移籍情報に関する噂もほとんど聞かれなくなった。韓国メディア「スポーツ朝鮮」は「(キムへの)関心自体が消えている」と嘆きが止まらない。

「スポーツ朝鮮」は10日、「『健康問題より重要なことはない』キム・ハソンとボラスの致命的な判断ミス……関心自体が消えている」と題した記事を寄稿。“韓国の至宝”の最新動向について伝えた。同メディアは「1月中旬の時点でもまだ契約がなされていない。具体的に関心を示すチームも現れていない。現地メディアの見通しは刻一刻と変わるが、ずっとキム・ハソンに不利な方向に流れている」と厳しい現実を報じた。

 ここまでキムを巡っては、ジャイアンツやヤンキース、ブレーブス、マリナーズなどが興味を持っているという現地報道があった。しかし「すべて現地メディアの展望にすぎない」と分析。そして、現時点で最も有力な移籍先と契約として「パドレスと1年契約を結ぶ案だけだ。どの球団もオファーがない中で、パドレスが600万ドル(約9億5000万円)という具体的な金額を提示すれば、キム・ハソンには事実上選択肢はない」。

 もっとも、キム・ハソンは2024年オフにパドレスとの1年800万ドル(約12億6000万円)のオプションを行使できる権利があった。しかし昨年10月に敏腕として知られるスコット・ボラスへと代理人を変更し、オプションを破棄してFA市場に打って出た。しかし、右肩の故障が影響してかまさかの“不人気”。約束された金額以下の可能性が浮上している。

 29歳の逸材は2023年にユーティリティ部門でゴールドグラブを受賞し、打っても17本塁打をマーク。今季も8月に右肩を負傷したものの、121試合で打率.233、11本塁打、47打点、22盗塁と上々の成績だった。本来ならFA市場でも引く手あまたのはずが決着せず。同メディアは「キム・ハソンがこれまでストーブリーグで関心を受けられない理由はただ1つだけだ。肩手術の後遺症の程度を計算するのは難しく、どれだけ素早く回復するかも分からないからだ」と指摘。

 そして「『以前活躍したから、これからも活躍する』という期待感だけで数1000万ドルの長期契約を提示するチームはない。MLB球団のビジネスはそのように行われない。選手の健康については徹底的に保守的かつ慎重に判断する。すぐに開幕戦出場はどころか“削られていない宝くじ”のような存在。さらに当選より「ハズレ」になる確率が高く見える」と、冷静に現在地を総括した。(Full-Count編集部)

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