韓国25歳怪物なら「大谷翔平に勝てる」 柳賢振らも絶賛、“問題児”に寄せる期待
Full-Count / 2025年1月11日 16時56分
■2022年には防御率2.11、歴代2位の224奪三振で2冠
韓国が誇る“至宝”に、母国の英雄たちが期待を込めている。北京五輪の韓国代表で金メダルを獲得したユン・ソクミン氏のYouTube番組に、ハンファで元ドジャースのリュ・ヒョンジン投手、“日本キラー”として知られるSSGのキム・グァンヒョン投手が出演。キムは「大谷翔平に勝てる選手はアン・ウジンしかいない」と逸材に熱視線を送った。
ともに韓国を代表する大エースとして腕を振るった。しかし、近年の韓国チームはワールド・ベースボール・クラシックでは2大会連続でグループ予選敗退。昨年11月に行われた世界野球「プレミア12」でも辛酸をなめた。両者は不振の要因として投手陣の弱体化を挙げ、現在のチームに“喝”を入れた。しかし、今後が楽しみな選手がいるという。
斗山のクァクビン、ハンファのムン・ドンジュ、KIAのイ・イリらの名前を挙げる中、リュ・ヒョンジンとキム・グァンヒョンが“最強投手”として意見が一致した投手がキウムのアン・ウジンだった。
高校時代から160キロ近い剛速球を誇った右腕は、2017年に1位指名でプロ入り。しかし、高校ではチームメートに暴力行為をしていたことが発覚し、1年目から50試合の出場停止処分に。その後も飲酒問題などで懲戒処分を受けるなど不祥事もあったが、2022年には15勝、防御率2.11、歴代2位の224奪三振で最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得。2023年も150回2/3を投げて防御率2.39、164奪三振の好成績を残していた。
しかし同年9月に右肘を痛め、トミー・ジョン手術を受けて昨季は全休。その間は兵役に従事している。それでも、メジャーでも活躍した大投手たちの信頼は揺るがないようで、「アン・ウジンがいる代表とそうじゃないチームは完全に次元が違うと思う。アン・ウジンは無条件にNo.1投手だ」とユン・ソクミン氏も同調。「日本、米国、ベネズエラ、ドミニカ共和国が最強メンバーできても、アン・ウジンがいればチームに勝利をもたらせると思う」と絶賛している。
故障と兵役で25歳右腕がマウンドに復帰するのは2026年。過去の不祥事で代表資格が外されているとの報道もあるが、逸材は母国の復権に貢献できるだろうか。(Full-Count編集部)
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