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映像制作アプリ『Adobe Premiere Rush』のAndroid版リリース記念 Galaxy HARAJUKUで製品説明イベントを開催

ガジェット通信 / 2019年5月31日 12時30分

アドビ システムズは5月29日、映像制作アプリ『Adobe Premiere Rush』のAndroid版リリースを記念した製品説明イベントを東京・原宿のGalaxy HARAJUKUで開催しました。

『Adobe Premiere Rush』は、『Premiere Pro』や『Audition』などアドビの映像制作ツールの機能をモバイル向けに最適化して提供するアプリ。iOS版を2018年10月にリリースし、Android版が5月21日にシリーズされました。

動画の撮影から粗編集、モーショングラフィックや音を追加する編集、書き出し、公開までひとつのアプリからワンストップで作業できるのが特徴。アプリで作成したプロジェクトはクラウドを介して『Premiere Pro』でも作業を引き継ぐことができ、プロの映像制作にも対応します。

Android版のリリースに合わせて、日本向けのモーショングラフィックステンプレートを追加しているのも大きなトピック。チャット風のフキダシ、テレビ風の二つの縁を再現したテロップ、集中線、背景付きテロップのテンプレートが追加されたほか、縦書きのテンプレートとして、人物紹介風テロップ、シンプルな貂明朝の縦書き、中央の縦書きテロップと、3タイプのテンプレートを用意しています。

auでは5月23日に、ドコモからは6月1日に発売する『Galaxy S10』を使用してデモが実演されました。まず撮影時には、露出やフォーカスをロックして撮影ができることを紹介。ここではテンプレートを使って、撮影済みの素材を編集していきます。

『Lightroom』と同じ項目が調整できるという色調整、アドビ独自のAI『Sensei』を利用した音声のノイズ除去といった作業を実演。音声では「自動ダッキング」という機能があり、BGMを再生しながら、人がしゃべる間だけBGMの音量を自動で下げる調整が可能。

テロップの追加や集中線の追加といった演出も簡単で、モバイルアプリひとつでここまでできるのはスゴい、という印象です。

ファイルに書き出してデモは完了。『YouTube』『Facebook』『Instagram』に書き出し先を指定することができ、画角を正方形にする『Instagram』用には自動でアスペクト比やテキストを調整してくれるとのこと。

サムスン電子の『Galaxy』シリーズ向けアプリストア『Galaxy Store』では、『Adobe Premiere Rush』を『Adobe Premiere Rush for Samsung』として、20%OFFの価格で販売。価格は米ドル換算で、通常の『Google Play』での販売価格が9.99ドルに対して『Galaxy Store』では7.99ドルになるとのこと。

『Adobe Premiere Rush』の料金体系は、アプリは無料でダウンロードでき、無料版ではクラウドストレージが2GBまで、書き出し回数は3回までの制限があります。有料版は月額で料金がかかり、クラウドストレージは100GBまで、書き出し回数は無制限。Android版は記事執筆時点で、Android 9.0以降が動作する下記の端末がサポートされています。

・Samsung Galaxy S10/10+、S9/9+、Note9、Note8、S10e

・Google Pixel 3/3XL、2/2XL

・OnePlus 6T

Adobe Premiere Rush | Adobeのモバイル&デスクトップ向けビデオ編集ソフトウェア

https://www.adobe.com/jp/products/premiere-rush.html

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