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B級フード研究家・野島慎一郎の美味しかったカップ麺 月間ベスト5(2021年2月)

ガジェット通信 / 2021年3月4日 9時0分

カップ麺やスナック菓子、ファストフードなどのアレンジレシピを研究する“B級フード研究家”としても活動している、ノジーマこと野島慎一郎です。

いつもガジェット通信ではアレンジレシピを紹介する記事を中心に執筆していますが、普段から研究としてカップ麺をよく食べているので、1か月で食べたカップ麺のなかから個人的に美味しいと感じたカップ麺ベスト5をご紹介しています。

今回は2021年2月のランキング。新作のカップ麺をすべて食べているわけでもないですし、新旧織り交ぜたあくまでも個人的なランキングとなりますが、皆さまのカップ麺選びの参考になれば幸いです。

第5位:マルちゃん 今どきのにんにく豚骨醤油味焼そば

5位にはマルちゃんの定番カップ焼きそば「昔ながらのソース焼そば」の姉妹品「今どきのにんにく豚骨醤油味焼そば」を選出しました。

こちらは昔ながらのソース焼そばが発売25周年を迎えたことを記念して作られたそうです。昔ながらのソース焼そばの姉妹品として“今どきの〜”という商品を出すのって素敵なセンスだなあ。

そして昔ながらのソース焼そばは本当に昔ながらのカップ焼きそばになったんだと思うと感慨深いものがありますね。

今どきの焼そばはにんにく豚骨醤油味。いわゆる二郎系と呼ばれる味に落とし込まれているわけです。確かにカップ麺業界ではここ数年二郎系の商品が次々に発売されていますが、今どきの焼きそば=二郎系と定義してしまうのはちょっと乱暴では……??

しかし一口食べてみると、そんな細かい設定がどうでもよくなってしまうくらいにウマい! 無骨なごんぶと麺にパンチのきいたにんにく醤油がガッツリと絡んでいるのですが、ただしょっぱいだけでなく豚の旨味も凝縮されているのが素晴らしい〜!

この手のカップ焼きそばやカップまぜそばは麺の量が130gとかあったりするんですが、こちらは90gと一般的なサイズなのも手に取りやすくて好印象。かやくが少ないのは若干寂しいですが満足度は非常に高めです!

第4位:サンヨー食品 瀬戸内レモン農園 レモスコ 塩焼そば

4位はサンヨー食品が広島の新名物となりつつある調味料「レモスコ」とコラボしたカップ焼きそば「レモスコ 塩焼きそば」を選びました。

レモスコはレモンの酸味がさわやかで、でも後味は辛くて、独特の旨味もある優秀な調味料なのですが、まさかカップ焼きそばとコラボするとは!

レモスコが優秀な調味料だとはいえ、麺にポタポタと垂らすだけではさすがに成り立ちません。今作で土台となるのは塩焼きそばで、そこにレモスコを垂らしたような味にまとめられているんですが、ベースとなっている塩味が非常に優秀ですね。ダシがバッチリきいた塩味のソースが縁の下の力持ちとなって支えているからこそ、レモスコが麺の上でいきいきと個性を発揮できているんだなと感じました。

こちらもかやくが少なめなのは惜しい気がしますが、変にいろいろ入っていないほうが麺とレモスコの相性を堪能できていいのかも。まず口の中で広がるレモンの香り、そして酸味が追随し、最後に残る唐辛子の辛味の余韻がたまりません! 酸っぱい食べ物が好きな方にはぜひお試しいただきたいですね。

第3位:明星 大砲ラーメン とんこつまぜそば

九州・久留米発の人気ラーメン店「大砲ラーメン」の豚骨ラーメンをまぜそば風にアレンジした「明星 大砲ラーメン とんこつまぜそば」が2021年1月の3位です。

実は大砲ラーメンの「ネギとんこつ味まぜそば」というカップ麺を2020年12月の2位に選出しているのですが、同じシリーズの新作ということになりますね。

「ネギとんこつ味まぜそば」はネギ油と豚骨だれによるマイルドで食べやすい味付けが特徴でしたが、「とんこつまぜそば」は一転して豚骨の存在感が炸裂! ニオイからして強烈ですし、タレは濃厚でドロドロ。かき混ぜると麺の表面がアブラでテッカテカに光っているじゃないですか。かなりエッジが効いていて、食べる人を選別するかのような本格豚骨まぜそばとなっています。

味はまろやかでコク深く、ラー油のピリ辛要素も絶妙なアクセントに。ザクザク食感に特化したふりかけも楽しく、130gもの麺を食べていても単調さを一切感じませんでした。

若干味が濃い目な気もするので、お好みで生卵を落としたり、具材を足したりすればちょうどよくなるかもしれません。

第2位:明星 とら食堂 ワンタン麺

2位にはファミリーマートで限定発売されている明星食品の「とら食堂 ワンタン麺」を選びました。福島・白河ラーメンの最高峰とも呼ばれている店のカップ麺ですね。

ちなみに購入価格は289円。なかなかの高級カップ麺ですが、値段以上の満足感を与えてくれた一杯でした!

もっちりとした食感のノンフライ平打ち麺も、王道から一歩も道を踏み外していない鶏ガラ醤油スープもすごく完成度が高くて美味しいのですが、やはり注目すべきはぼってりと大ぶりなワンタンでしょう。

ワンタンの皮はフワフワと柔らかく、中には肉がたっぷりと入っていてジューシー。醤油スープとの相性も抜群で、優秀な麺もスープもこのワンタンの前では完全に脇役に回ってしまいます。

リニューアルによってワンタンが1.5倍に増量されたこともあり、この見事なワンタンが5個も入っているのですから最高ですよ。289円はカップ麺にしては高いけど、本物のラーメンと比べたら格安。本物のラーメンと比較したって問題がないくらいの完成度ですね!

第1位:日清食品 蒙古タンメン中本 蒙古トマタン

2021年2月の1位にはセブンイレブンで限定販売されている蒙古タンメン中本のカップ麺シリーズの新作「蒙古トマタン(日清食品)」を選出しました! これも本当にウマかったなあ。

トマタンとは蒙古タンメン中本の辛旨な味噌タンメンにトマトの要素がプラスされたラーメンのこと。これだけだとあまり味の想像がつかないし、美味しくなる想像はもっとつかないという方多いのではないでしょうか。

でも忘れてはいけないのは、蒙古タンメン中本のカップ麺シリーズを作っているのは日清食品ということ。日清食品にはカップヌードルチリトマト味を作り上げたDNAが刻み込まれているわけですよ!

いわば「蒙古トマタン」は蒙古タンメン中本とチリトマトヌードルのコラボ商品。トマトの旨味と酸味をカップラーメンに落とし込む技術を味噌タンメンに惜しげもなく注ぎ込んで誕生した「蒙古トマタン」は個人的にはシリーズ史上トップクラスの大ヒット!

ベースとなっている中本のスープのよさはそのままに、トマトの要素を注ぎ込んだスープはやっぱり全身から汗が吹き出るほど辛いのにどこか優しい味。確実にトマトの酸味と甘味、そして旨味が潜み、スープの奥深さを底上げしている感じですね。

これまでの蒙古タンメン中本カップ麺シリーズと比べてジャンク感が薄いので、麺はもしかしたらノンフライ麺のほうが合ったりするかもしれないけど、これまでのシリーズが好きな人なら違和感なく美味しく食べられるのではないでしょうか。

期間限定で終わってしまうのが惜しい一杯でした。気になる方は販売終了してしまう前に、見かけたら逃さずにゲットを!

総評

以上が2021年2月の美味しかったカップ麺ベスト5でした。2月は豚骨ラーメンの人気店「一蘭」のカップラーメンが490円という高額で発売されたことが大きな話題となりましたが、個人的には今回選んだ5品のほうが完成度もコスパも高いんじゃないかなぁ、と思いました。490円あれば普通の価格帯のカップ麺なら3個買えちゃいますからねえ……。

というわけで、次回2021年3月のランキングは4月上旬頃に発表予定です。どうぞお楽しみに!

(執筆者: ノジーマ)

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