1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[全日本ユースフットサル大会]日本代表ミゲル監督「聖和や野洲の選手にもナショナルレベルの体験を」

ゲキサカ / 2014年9月5日 19時11分

―会場に来ていたFリーグのチーム関係者が、ちょっと少なかったのが残念でした。プロリーグではないので、彼らをスカウトして…ということが難しいのかな、と。
「そうかもしれませんね。聖和FCの3番(土屋拓磨)、6番(相原圭吾)、9番(菅野晃也)の能力は非常に印象的でした。また、3位決定戦に出場した野洲高の47番(FP川端築)もそうですね。常に自分で仕掛けて行く感じの選手でした」

―前回のW杯でも活躍したコロンビア代表のFPアンジェロット・カロっぽい感じでした。
「そうです、そうです。まさに、そういうタレントですよね。彼らがフットサルの知識を身に付けたら、という話はしていました。そういう選手に声を掛けて行くことが、すごく重要なことなのかなと思いますね」

―もちろん今大会が第1回大会だったこともあると思います。ただ、あのレベルのフットボールの能力がある子は、まだフットサルをやっていないということも浮き彫りになりました。
「ああいう選手を今の段階では、声を掛けて、拾っていくことが、日本フットサル界の取るべき道ではないかと思います。もしかしたら、サッカーでは1軍になれていなくて、トップには行けないかもしれない。でも、フットサルだったら、大きく道が開けていく可能性もあります。そういう背中の押し方をしてあげることも、可能だと思います」

-決勝で敗れた名古屋については?
「たしかに、2、3人のタレントはいましたが、基本的には何やらの理由で、若い年代からフットサルに入ったのでしょう。試合を見ていると、フットサルのやり方はよく分かっていましたし、トレーニングをやっていることも感じました。それがあったからこそ、聖和FCとあそこまでわたり合えたと思います。2点ともセットプレーからのゴールだったことが、その象徴ですよね。個のタレントでは、ちょっと差がありましたね」

―名古屋はパワープレーなど、いろいろなことをやりました。しかし、聖和FCの選手たちは「怖くなかった」と話していました。そこが一つ残念です。「フットサルは、やっぱり違うな」と思ってもらうことができていたら、と。
「パワープレーをやったといっても、そこまで有効にできていたわけではありません。実際、いわゆるパワープレーのやり方よりも、一枚多く選手がいることのメリット、数的優位を生かしたくらいしかありませんでした。狙い目がなかったかな、と思います」

―決勝と同じカードがグループリーグであり、そこでは7-1で名古屋が勝っていました。聖和FCは順応するのも早かったといえるかもしれません。
「私が聞いた話では、大会前に90分だけ、初めてフットサルの練習をしたと聞きました。決勝では、3-1のディフェンスをするなど、ちょっと考えて来たなというのが見られましたね」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください