アンカーを任された森重「楽しかったし、新しい発見もあった」
ゲキサカ / 2014年9月5日 23時37分
[9.5 キリンチャレンジ杯 日本0-2ウルグアイ 札幌ド]
注目のアンカーを務めたのはDF森重真人(F東京)だった。ハビエル・アギーレ監督の初陣は4-3-3でスタート。中盤3枚は最終ラインの前に森重が位置し、その前にMF細貝萌とMF田中順也が入る構成となった。
「自分自身、すごく楽しかったし、新しい発見もあった。もちろん、まだまだな部分もあったけど、与えられたポジションでしっかり結果を出していきたい」
高校時代はボランチだった森重はプロ入り後にセンターバックにコンバートされてからも、チーム状況によってはボランチで起用されるユーティリティープレイヤーだった。ここ数年はセンターバックでのプレーが続いていたが、「昨日(の練習で)初めてやったけど、役割はしっかり理解できていたし、整理して入れた」と柔軟に対応した。
「攻撃のときは後ろ(最終ライン)に入って3枚で回して、(吉田)麻也か(坂井)達弥が持ち上がる。そこから背後を狙うシーンも何度かあった。守備になれば、自分がセンターバックと同じラインに入ることはほとんどなかったと思うし、ツーセンターの前で自分がスペースを消して、センターバックを助ける動きができたと思う。相手に真ん中を割られる場面はなかったと思うし、うまく対応できた」
攻守にわたってアンカーとしての役目を忠実に遂行。「練習でやったことが出せたのはよかったし、1試合通して見ても、そんなに悪くなかった。2失点は自分たちのミスから相手に得点をプレゼントしてしまった。そこは自分たち次第で何とかなる。それ以外は相手の決定機も少なかったと思う」と力説した。
後半20分過ぎに4-4-2にシステム変更してからはダブルボランチの一角でプレー。今後はセンターバックでの起用もあり得るが、複数のポジションをこなせることはアピール材料にもなる。「自分にとってもプラスの要素は見せられたと思う。これからは違った要求もされると思うけど、自分ももっともっと経験値を増やしていければ」。アギーレジャパンの心臓部とも言えるアンカーのポジションで、森重が新境地を切り開いていく。
(取材・文 西山紘平)
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