[特別インタビュー]神戸MF森岡「10番が似合う選手になる」
ゲキサカ / 2014年9月11日 14時5分
10年にヴィッセル神戸に加入した当時、背番号20を背負っていたMF森岡亮太は12年に14番に変更し、昨季からはエースナンバーの10番を背負っている。今季は全試合先発出場を続けるようにチームに欠かせない存在へと成長した。
さらにはハビエル・アギーレ監督が指揮を執る日本代表に初選出を果たし、9月5日ウルグアイ戦では親善試合とはいえ代表の10番を背負って後半44分からピッチに立った。代表デビュー戦で与えられた時間はアディショナルタイムを含めてわずかな時間だったかもしれないが、23歳を迎えた男は確かな足跡を残した。
しかし、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。大ブレイクの予感が漂うプレーメーカーが、若かりし日の葛藤から背番号10への思いまでを語り尽くす。
――今季は第22節まで全試合先発出場を続けているように、完全にレギュラーに定着しました。
「試合に出続けられていることで、気持ちの持ち方の部分での変化を感じています。レギュラーになりたての頃は先発出場できることに対して楽しさがありましたが、それが段々と個人のことだけでなくチーム状況とか試合内容とかを考えるようになり、特に中断明け以降に結果が出なくなり始めると、それまで頭が回らなかったようなことまで考えるようになりました。昔は自分がピッチに立って結果につながればいいと思っている部分もありましたが、今は立場的にもチーム全体のことをもっと考えないといけません。ようやく、そう感じられるようになったと思いますが、プロサッカー選手として必ず通る段階だと感じているので、一つひとつ段階をクリアしていこうと考えると、今はサッカー選手としてすごく充実していると思います」
――加入1、2年目は思ったように出場機会をつかめずに苦しみました。
「現実のプロの世界と自分が描いていたプロの世界と言いますか、現実と理想のギャップをすごく感じていました。プロになる前に僕が描いていたサッカーはボールポゼッションして、どちらかと言えば相手を走らせて勝つサッカーでした。ただ、神戸はチームのスタイル的にも運動量が必要とされるチームで、どちらかと言えばスピードに乗った攻撃を武器にしています。その中で、チームから求められていることをこなしつつ、自分の持ち味を出すにはどうすればいいのか。どうしても激しくなる試合が多くなる中、どれだけ楽しくプレーできるかというのを考えていました。当初は悩みましたが今は、個人的にできることも増えてきていますし、それが楽しさにつながっています」
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